1日1都市滞在、夏の南イタリアを駆け足で周遊してきました。訪れた場所はほとんどが世界遺産でしかも絶景ばかりです。イタリア人は夏のバカンスを長期で過ごしますが私は日本人らしく?時間がないため短期間で下記のような周遊をしてみました。
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ローマから電車でプーリア州のバーリに入り、テレビでもおなじみのとんがり帽子屋根のアルベルベッロへ。中世時代、簡単に造り、税金逃れのために簡単に壊すことのできるとんがり帽子屋根のトゥルッリは今となっては世界遺産に登録されています。
アルベルベッロから車で1時間弱で「マテーラ」へ。プーリア州からバジリカータ州に変わり、高台から見えてくるマテーラの町は寂しい美しさを感じさせます。ここは「サッシ」と呼ばれる洞窟住居で渓谷の岩山を掘りぬいて作られた独特のスタイル住居です。
マテーラから一度バーリに戻り、バーリからバスで3時間かけてマルゲリータピザで有名なナポリへ。ナポリで1泊して翌日の朝、ナポリの代表する港、ベベレッロ港からカプリ島へ。
カターニャーからタオルミナとは逆方向に車で南下すること1時間半でシラクーサの町に到着します。こちらは町全体が世界遺産です。みどころは古代ローマ時代、もっとも有名なギリシア劇場のある「考古学地区」とシラクーサの駅挟んで逆の海側に位置する旧市街「オルティージャ島」になります。
バロック建築の多いカターニャもやはり世界遺産。シチリアは世界遺産だらけです。カターニャー中央駅から徒歩で20分ぐらいで旧市街地区に到着します。あまり日本人観光では知られていないかもしれませんがゴシックの建物群やちょっとした買い物、おいしいアランチーノ(ライスコロッケ)、駅前ではカターニャスタイル馬肉入りパニーノ(驚き価格3ユーロ)まさにB級グルメの宝庫です。
カターニャから専用車でトラパニへ向かう途中、約1時間ほどで陶器の町、「カルタジローネ」に2時間ほど立ち寄りました。
カルタジローネから車で走ること2時間ほど、ちょうどパレルモから南下した位置にある世界遺産のアグリジェント。
一度は見たい絶景の「ファビニャーナ島」の玄関港でもある「トラーパニ」。ファビニャーナ島に行くほとんどの方が1泊する場所でマグロの水揚げと塩田の有名な町です。
トラーパニから水中翼船で40分ほどでファビニャーナ島へ到着します。以前、東芝レグザのCMで福山雅治がボートに乗ったシーンに見覚えありませんか?海があまりにもきれいすぎてボートが宙に浮かんでいるように見えるシーンはフライングボートとも呼ばれます。条件として晴天、太陽が真上に来る正午から15時ぐらい、そして風がなく波がたってない状態、で初めて見ることができます。夏場はその条件に満たされることが多いので今回、晴れ男の私は見ることができました。厳しい条件の中見ることができたことはまさに感動です。
パレルモに数泊滞在するならば必ず訪れてほしい場所「チェファルー」。パレルモの喧騒とした町から雰囲気はがらりと変わり小さな旧市街ときれいな砂浜が続くビーチはとてものんびりとできる場所です。
シチリア最大の都市パレルモ。イタリアなのに古代のアラブ・ノルマンの文化が入り乱れイスラムの雰囲気も漂うパレルモ。町は旧市街はじめ喧騒とした感じとさらには大きな市場(ヴィチリア市場、バラッロ市場、カーポ市場)が3つもありアジア好きの私にはなにか共通するものが見いだせます。