アテネのみの滞在でも十分エーゲ海の島々を楽しめるエーゲ海1日クルーズを体験してきました。その様子をご紹介させていただきます!
スタッフおすすめ!お得ツアー
まずは、宿泊しているホテルへ係員がお出迎えにあがり、乗り合いの大型バスに乗り込みます。お出迎え時間は、07:00~07:40頃となります。
(注意) 事前にご案内しているお出迎え時間より10分待っても迎えが来ない場合は、ホテルフロントにお願いして現地連絡先までご連絡くださいませ。そのままお待ちいただくと船が出港してしまいますのでご注意!
送迎バスは各ホテルを回り、アテネから10キロほど離れたピレウス港へ到着します。
いよいよクルーズへ出発!たくさんの人がぞくぞくと乗船していきます。乗客はヨーロッパ系の方や、アジア系でも日本、中国、韓国など国籍はさまざま。まさにインターナショナルな雰囲気が漂います。
また、乗船時にはギリシャ民族の衣装を着たダンサーと記念撮影もあります。
(写真左)大型の送迎バス
(写真中央)かなり大きなクルーズ船
(写真右)乗船時に配られる乗船カード。乗船・下船の際に係員に提示します。
08:20頃 エーゲ海の島へ向けて出航!
乗船してしばらくすると、日本人クルーの方が本日のスケジュールを簡単に紹介してくれます。今回のクルーズは、ポロス島、イドラ島、エドラ島の順番に回っていくとのこと。(天候等により順序が変わる可能性あり)
この1日クルーズ船には日本人クルーが常に常駐しているとのことで安心!
また、クルーズで回る島のなかで、一番大きなエドラ島は、自由行動時間内に自身で回るのはかなり大変とのこと。そこで、主要ポイントを効率よく回ってくれるクルーズ会社主催のオプショナルツアーがあり、船内で申し込み可能となっています。料金はお一人様25€(日本円で支払う場合4,100円)。私も申し込んでみることにしました!
クルーズ船内はデッキやラウンジなどかなり広々としていて、イスも至る所にあり、船内のどこにいてもゆったりとくつろぐことができます。また、売店や免税店もあり、もし免税店でお買い物をしても、買った荷物を預けてもらうことも可能なので安心。
また、クルーズ船内での飲み物はすべて有料なのでご注意。なかでもキウイジュースが甘酸っぱくておすすめ。
※水(ペットボトル)0,5€、コーヒー3€、フレッシュジュース(キウイやオレンジなど)3€、ビール3.5€、ワイン(ハーフボトル)7.5€など
(写真左)船内のラウンジ
(写真中央)売店で売っていたドーナツは3€
(写真右)ギリシャを代表するブランド・フォリフォリも入っています
出航すると船は青いエーゲ海をどんどん進んでいきます。
外にでるとデッキでは、本を読んだりおしゃべりをしたり、皆思い思いに過ごしています。心地よい風に吹かれてのんびりとクルーズを楽むことができます。特にデッキに出ているのはヨーロッパ系の方が多かったです。まさにヨーロッパのバカンスという感じ。日差しが強いのでサングラスは必須のようです。また、風が強いときもあるので上着も必要です!
(写真左)船内から眺めるエーゲ海
(写真中央)船内でも海を見ながら休めます
(写真右)ヨーロッパ調の雰囲気漂う船内
10:25頃 ピレウス港からおよそ2時間でまず始めにポロス島へ到着します。
ポロス島での自由行動は3つの島のなかでも一番短く、40分くらいです。島へ到着するとそれぞれが島の散策に向かって解散!
私は時計台がある高台に登ってみました。そこからはヨーロッパらしい赤い屋根の家並みやフェリーがたくさん停まる港が見渡せて、とてものどかで美しい景色が広がっています。時計台の近くにはかわいらしい教会もあり中に入ることもできました。
また、港にはレストランやカフェ、お土産屋が並んでいるので、お土産を買ったりできます。
ポロス島の散策が終わるとクルーズ船に集合し、11:20には出航です!
船に乗り込むと、レストランではすでに昼食の準備が整っていました。
メニューはサーモンサラダ、パン、チキン&ライス、パンケーキのデザートでした。店内に流れる陽気な音楽を聴きながら、ゆっくりと味わいます。
ちょうどご飯を食べ終わった頃に次の島であるイドラ島へ到着。ポロス島からはだいたい1時間ぐらいです。
このイドラ島では、自動車やバイクの乗り入れが禁止となっています。そこで活躍するのがロバタクシー。料金はだいたい10分で10€ですが、迷路のように入り組んだ町並みをロバに乗りながら進んでいくのも楽しい旅の思い出になります。
イドラ島は、赤い屋根やレンガの家、迷路のような白い町並みなどどこを見ても絵のように美しく、のんびりとしたかわいらしい風景が広がります。3つの島のなかでも一番のお気に入りの島となりました。
また、聖母マリアの修道院があり、ビザンチン建築の修道院内は装飾がとても美しかったです。
(写真左)迷路のような白い家の町並み
(写真中央)ミリ(風車)の丘。写真では小さいですが風車が見えます。
(写真右)赤い屋根の町並み
イドラ島での自由時間は1時間20分ほど。13:55頃には最後の島、エギナ島へ向かって出航!
15:55頃 イドラ島から1時間40分ほどでエギナ島へ到着。
島に着くとさっそく事前に申し込んでおいたオプショナルツアーのバスに乗り込みます。
バスに乗り、日本人クルーの方によるエギナ島の説明を聞きながら20分ほどすると、最初の観光スポットである「アフェア神殿」に到着。このツアーには神殿内の入場料も含まれています。
このアフェア神殿は、紀元前7世紀~6世紀に作られたドーリア式建築。なんとアテネのパルテノン神殿よりも40年も前に建てられたそうです。
他の神殿と違う特徴は、石灰岩でできた白い漆喰を塗り、大理石と見せかけていたり、外観からだと1階に見えるが、中から見ると2階になっている作りだそう。なるほど近くで見ると今でもその作りがよくわかりました。
アフェア神殿は高台に建っていて、遠くにアテネやピレウス港も見渡すことができます。
神殿の近くには、昔ながらの売店があり、ピスタチオやアイスクリームが売っています。ピスタチオはエギナ島の名産なのでアテネより安く買うことができます。
(写真左)オリーブ畑が広がります
(写真中央)美しいアフェア神殿
(写真右)ピスタチオのアイス(3€)ピスタチオがそのまま入っていてさっぱりしておいしいです。
アフェア神殿の観光が終わるとまたバスに乗り込み、次はアギオス・ネクタリオス修道院へ!
この修道院は、ギリシャ正教最後の聖人であるネクタリオスの遺骨の一部が納められており、それに触ると健康が保たれるといわれています。修道院内は、モザイクや木の装飾がとても美しかったです。
修道院観光が終わると港町に戻り、残り時間30分ほどゆっくりと買い物などを楽しめました。オプショナルツアーに参加しなかったスタッフに聞くと、交通手段も少ないこの島では2時間の自由行動の間に島を満喫するのは、難しいとのこと。タクシーを呼んでなんとか集合時間に間にあったそうです。やはり気軽にオプションツアーに参加するのがおすすめです。
18:00頃 最後のエギナ島の観光も終わり、ピレウス港へ出発!
(写真左)修道院の美しい外観
(写真中央)豪華な装飾の修道院内
(写真右)ネクタリオスのお棺。
このクルーズ船では、乗客を楽しませるための工夫がたくさん凝らされています。船内や訪れる島でもカメラマンが写真を撮って船内販売を行っていたり、食事中にはコメディアンがテーブルを回り、皆を笑わせてくれます。中でも一番盛り上がるのがコメディアンショー&ギリシャ舞踊ショーです。
コメディアンの爆笑パフォーマンスや、民族ダンスを見るだけでなく、乗客も参加して踊ったりと国籍も関係なくみんなで盛り上がります。
時間もあっという間に過ぎてしまいました。
19:00頃 ピレウス港へ到着。送迎バスにてホテルへ。解散となります!
(写真左)かわいらしい民族ダンス
(写真中央)チャップリンの格好をしたコメディアン
(写真右)船内販売の写真は一枚5€
なかなか体験することのできない1日を過ごせるエーゲ海クルーズは貴重な思い出となること間違いなし!是非ご乗船してみてください!