ラスコー洞窟の歩き方 | フランスの旅行記

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ラスコー洞窟の歩き方

エリア
フランス
/フランス
テーマ
世界遺産
時期
2019/10/08~2019/10/09
投稿日
2019/10/23
更新日
2019/11/12
投稿者
小圷 孝幸

 ラスコーの洞窟~日本の教科書にも出てくるので、名前だけは頭の片隅に残っていますが、実際どういうものなのかはっきりとはわからなかったところ、3年前に東京、福岡、宮城の博物館でラスコー展なるものが開催され、どこも大人気のまま幕を閉じました。開催中に放映されたトレンディドラマの舞台にもなっていて、それによって知った方も多いように思います。
 もちろん世界遺産に指定されています。というより世界遺産を検索するときは「ラスコー」ではなく「ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群」という長い名前になります。早い話この中のほんの一部がラスコーとして有名になっているということで、世界遺産のすべてを全部見ようとすると、何日もの休暇と、右ハンドルマニュアル自動車の運転技術が必要ということです…
 そんな中、1泊2日でラスコーだけ観光しようとするとどうなるか?勿論ツアーに参加すればそんなに難しくはないでしょうが、個人旅行でどれほどのことができるのか?実践してみることにしました。

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  • モンティニャックまでのバスの便

     そこでローカルバスのサイトを見てみます。
    https://www.transperigord.fr/

     モンティニャックに限らず、ルーラルな西欧のバスは、地元の生徒の通学のためにスケジュールが組まれていることが殆どです。(逆に言えば、バスの時刻表を見れば、地元の生徒がどんなスケジュールで通学しているのかがわかります。)

     モンティニャックに関していえば、朝、モンティニャックから都市部(ペリグーやブリーヴなど)の高校等に通う生徒のために便があり、夕方、学校からモンティニャックの自宅に帰る便がある、そういう感じになっております。

     これを旅行者側からとらえると全く逆になり、都市部から夕方に観光地に到着し、朝戻るというスケジュールになり、ラスコー観光の時間を考えると、最低でもモンティニャック周辺に2泊必要ということになります。

     しかしながら、さらに時刻表を読み解いてみますと、毎週水曜日のみお昼過ぎに便があることがわかります。おそらく毎週水曜日は学校が午前中で終わりになるために、その時帰宅するためのバスだと思われます。

    (時刻表の中のLMmJVSDは月火水木金土を表し、大文字のMは火曜日、小文字のmは水曜日のバス便という意味です。)

     以上のことを時刻表から読みとり、私はとある火曜日の昼過ぎにブリーヴ着、夕方の(帰宅用)バスに便乗させてもらう形でモンティニャックに行き、次の日の午前中にラスコー観光、週1便の水曜日バスでペリグーに戻るスケジュールにいたしました。

     ただ1つ注意しておかなければならないことがあります。それは日本では平日でも、フランスでは休日、それも春の復活祭や秋の聖人の日など、数週間にわたり休日になるケースがあり、その時期にバスは殆ど運行されませんので、不運にもその時期にあたってしまった場合は、ラスコー訪問は諦めた方がよさそうです…

  • モンティニャック到着!

     そこで今回の渡仏は、勿論ラスコー訪問可能日を軸に立案いたしました。まず祝日期間にあたらないことを確認、訪問可能なパターンは、火曜日の18:00過ぎのペリグー→モンティニャックに途中の経由地が異なりますが直通便が合計2便、火曜日の16:00過ぎに途中1回乗り換えが必要ですがブリーヴ→モンティニャックに1便、同じく18:00過ぎに直通便が1便、合計4便の中から選択できます。初めての訪問地ゆえ、なるべく早く到着したかったので、ブリーヴ16:00過ぎのバスを、途中のテラソンという街の高校前の停留所で乗り継ぎ、モンティニャックへ。復路はモンティニャック14:00過ぎのペリグー行き以外、選択の余地はありません。

     ブリーヴ発16:00過ぎのバスに乗るには、パリ発09:00過ぎの特急列車に乗れば間に合います。ただ今回は、前日にル・コルビュジエ監修の建造物などが林立しているフィルミニという街を観光する関係で、前泊地はオーヴェルニュ地方の中心、クレルモンフェランにしました。この街からは、10:00に出発してバスと列車を乗り継ぎ、14:00過ぎにブリーヴへ到着できます。

     実際も概ねこのスケジュール通りにモンティニャックに到着しました。ただ、ブリーヴのバス停が駅から少し離れていて、かつバス停にこのバスの案内の類が皆無(市内バスの停留所に間借りしている感じ)だったので、本当にバスが来るのか?全く違うバス停に発着するのではないか?と、バスが現れるまでは気が気ではありませんでした。途中のテラソンでは、高校の大きな駐車場の中に、他の何台ものプライベートバスと一緒に公共バスが発着していて、運転手さんに聞いて、スムーズに乗り継ぐことができました。

  • 宿泊ホテルは?

    • ホテル表示はなく、この黒猫の絵が目印

    • 自家製ジャム、蜂蜜がたっぷり用意された朝食

     ラスコー洞窟を擁しているとはいえ、モンティニャックの街自体はかなり小さいので、宿泊施設の数は限られます。おそらくグループで泊まれる大きなホテルなどはないので、グループの場合は、観光後ペリグーやボルドーに宿泊せざるを得ないのではないかと思います。

     個人旅行で日本から予約しようとすると、H社やE社のサイトに掲載されているところから選ぶか、検索サイトで偶然見つけたところにメール等で予約するしかないのではないかと思いますが、今回は業務でも利用しているE社のサイトから、「El Gato Negro」(なぜかスペイン語で黒猫の意。フランス語ならLe Chat Noirになります。)というシャンブルドット(英国のB&B、日本風に言えば民宿のようなもの)に予約を入れました。

     前述のバスを町役場前で降り、ラスコーとは反対方向に少し戻り、急な坂を10分ほど上ったところにあります。但し文字の看板等はなく、緑地に黒猫の絵が描いてある表札のみ。おまけにGoogle Mapのアイコンは実際とは少し異なる畑の中に表示されますので注意してください。私は待っていてくれたオーナーのムッシュフィリップに呼び止めてもらい何とかたどり着きました。

     部屋は2階に3室か4室ありましたが、当日の宿泊客は私のみ。バストイレ別、朝食はラウンジにフィリップ氏が用意してくれます。クロワッサンやバゲットは買ってきてくれたものですが、添えるジャムや蜂蜜は自家製で10種類くらいの瓶がテーブルに並んだでしょうか。コンチネンタル式ですが充実した朝食でした。

  • ラスコー国際洞窟壁画センター(Lascaux Ⅳ)

     ご存知の通り、洞窟壁画の本物は傷みが激しいために、見ることはできません。見ることができるのはすべて複製のみ、それもいくつかあるスポットのうち、ラスコー2、ラスコー4の2つと、周辺に残る何件かの遺跡に限られます。ラスコー以外の遺跡を観光するには、どうしても車の手配が必要ですので、今回はラスコー2、ラスコー4の2か所を、午後のバスの時刻まで観光いたします。

     10月の開館時刻は、ラスコー4が9:30、2が10:00とのことなので、4の開館に合わせて宿を発ちます。街中の観光案内所から徒歩で10~15分でセンターの建物が見えてまいります。

     ここは入館してから個人で自由に見てもいですよ、ということではなく、チケットを購入後、英語ガイドかフランス語ガイドの案内人と共に団体行動をしなければなりません。ただ、チケットを買うときに国籍を聞かれます。これは、案内人の説明が終了したところで、音声ガイダンスの機械を渡してもらえるのですが、そのガイダンスの言語を事前に設定するためのもののようで、日本語のガイダンスもございます。

     この日最初の案内人はフランス語でしたので、そのグループに合流します。(英語でもフランス語でも殆ど聞き取れませんので、このようなケースの時はいつも早い方にします。)で、おおよそ30分の案内で館内の壁画の複製を見て回ります。終了後は、ちょうど博物館の大広間のようなところで解散し、受け取った音声ガイダンスでやっと日本語の説明を聞くことができるようになります。おおよそ2時間弱あれば観光できると思います。

  • ラスコー2へ移動(Lascaux Ⅱ)

     国際センターを出ると雨が降ってきました。ここから2までは山道を登ります。山道の分だけ、街中から国際センターまでの道中より時間がかかるような気がします。(もちろん距離は短いのですが…) 

     国際センターから2へ徒歩移動するのは私のみ。到着してチケットを購入すると、たった今英語ガイドが出発したばかりだから、そのグループに合流せよとのこと、ここでもガイドの案内なしには観光できないようです。ここでおよそ1時間の観光後、大雨の中を街中に戻りました。