チューク(ジープ島)+ポンペイ研修 ~チューク・ジープ島編~ | ミクロネシア他の旅行記

支店
渋谷
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チューク(ジープ島)+ポンペイ研修 ~チューク・ジープ島編~

エリア
チューク
/ミクロネシア他
テーマ
ダイビング
時期
2015/5/31~2015/6/10
投稿日
2015/6/20
更新日
2020/7/24
投稿者
エスティワールドスタッフ

2015/5/31~2015/6/10 11日間の日程を頂きまして、

チューク(ジープ島)+ポンペイ のミクロネシア研修に行ってきました!!

馴染みのないこのエリアですが、ダイビングはもちろん魅力いっぱいの島でした!!

 

今回の旅日記は第一弾 ~チューク・ジープ島 編~ !!

太平洋戦争で活躍した沈船の数々や、

透明度50mオーバーのキミシマ環礁、 世界的にも珍しいサメのクリーニングが見れる「シャークアイランド」、 そして日本人のみが泊まれる一周3分の島「ジープ島」での宿泊。  

見どころたっぷりのチュークを堪能してきましたのでご紹介します!!!

 

  •  

    5/31 チューク到着!!


    研修初日。

    成田からスタートしまして、いざチュークへ!!


    成田ーグアム間は当然のことながら、

    日本人がたくさんいましたが、

    チュークへ向かうフライトは、現地人ばっかり!

    久々の海外を実感してきて、ドキドキしてきました。


    そしてチュークに到着!

    それにしても日曜日だからか、

    現地人でごった返している空港内。圧倒されます。。。

    出口をでると、

    すぐにトレジャーズの海野さんが素敵な笑顔でお出迎え。

    ほっと一安心。。。


    今晩の宿「宝島ホテル&レストラン」のオーナー大矢さんにも会え、

    いざホテルへ!


    宝島ホテルへは空港から車でレッツゴー!

    町は真っ暗で、まさに秘境に来たって感じ。


     

    急にガタガタガタ!っと車が揺れだし、何事かと思うと、アスファルトの道路が急に未舗装道路へ。。。


     

    より一層秘境感が。。。
    ワクワクが止まりません。笑

    宝島ホテルまでは空港から30分ほどかかりました。

    お部屋はベッドカバー、カーテン共に、
    青のハイビスカスでかわいらしいお部屋♪
    もちろん冷房も冷蔵庫もあって、快適!
    泊まるだけならまったく問題なし!


    なにより長年チュークにお住まいの大矢さん!

    この方。チュークの事なら何でも知ってますよ?

    すごく親切でユーモアでお話上手の大矢さん。

    やっぱり現地の方って人間性が素敵♪

    と感じました。


    一日目はこんな感じで就寝ですzzz


     





  •  

    6/1 LETS レックダイビング!!


    08:30トレジャーズの海野さんがホテルまでお出迎え。
    ショップに向けて出発!
    15分足らずで到着しました。
     
    まず、1本目のダイビングはショップ前桟橋から30分弱くらいのポイント。

    チュークの沈船ポイントでもっとも有名な「富士川丸」

    1944年に沈められた大きい貨物船で、

    最大水深27m初心者でも比較的安心の沈船ポイント♪

    船の周りにはサンゴやそれを住処とする魚達がたくさん!


    そんな華やかな外見とは雰囲気が打って変わって、

    船内は、戦争当時使われていたキッチンやトイレ、浴槽などもはっきり残っていました。

    なんと、、、

    戦闘機のゼロ戦96式艦船などの飛行機も積まれております!

    状態もかなりよく、イスや操縦桿もはっきり残ってました。

    その他、沈められた日のかかれたメモリアルプレートや大砲、当時の弁当箱や長靴などの遺留品もあり、歴史を感じさせる船でした。
     


     


     

    続いて、2本目も沈船。ポイントは「山鬼山丸」。

    これまた貨物船です。
    富士川丸同様に、外見はサンゴに覆われ、華やかな感じ


    特にマスト周辺は見事なソフトコーラルで覆われ、ギンポやカエルウオの仲間、フグの幼魚などマクロも楽しめるポイントです!


    さてさて、船内は?

    3つある貨物室に順に潜入してみました。


    まず1つ目の貨物室

    床一面に広がる銃弾!その数数えてみましたが、なんと・・・。

    ・・・数えられないよ。って数。笑
    まさに銃弾の絨毯。7.7ミリの銃弾はあのゼロ戦で使われてたそうです。


    さてお次は、2つ目の貨物室

    こちらは航空機のパーツ(エンジン・エンジンカウル・翼など)とトラックが積まれておりました。

    組み立てられることなく散っていった戦闘機の部品達が、終戦から70年以上経った今もなお、状態を保ったまま、この船の中で眠っております・


    最後に3つ目の貨物室

    ここは薬瓶石炭が大量に転がっていました・

    薬瓶はその姿、当時のままきれいに残されていて、中にはコルク栓が残っている瓶や、青いきれいなガラス瓶などもありました。

    他にも大小さまざまな石炭や食料としての運ばれた梅干しの種

    当時のろうそくなどもありました。


    3つの貨物船を冒険し、最後はきれいなソフトコーラルが素敵なマストを眺めながら浮上し、2本目のダイビングは終了。



     


     


     

    さて本日最後の3本目のダイブ!


    ポイントは「一式陸攻(通称BETTY)」

    はて?と思うポイントですが、

    正式名称は一式陸上攻撃機。いわゆる戦闘機です。

    BETTYはアメリカ軍が呼んでいたこの機種の通称


    このBETTYですが7人乗りの大型飛行機。

    なんとこの飛行機も中に潜入できちゃいます。


    中は人一人がなんとか通れる感じ。
    まるで洞窟のような内部は、
    ちいさな魚(スカシテンジクダイなど)が見事にぎっしり群れています。

    中に進んでいくと横には窓があり、船尾から外に抜けることができます。
    飛行機に三菱マークがあったり、BETTYの横には設置されていたエンジントイレコックピットのイス、機銃酸素ボンベも置かれており、見所満載。

    ウミウシやエビ、ヒノマルハゼなどのフィッシュウォッチも楽しめるポイントでした。


    そして!!なんと!!

    この「一式陸攻」ポイントで!

    あの海のアイドル!!

    イルカちゃんに遭遇しました♪

    ミナミバンドウイルカはこちらを警戒しながらも近づいてきて、興奮している私たちを確認するとくるっと帰っていきました。。。ガイドさんの海野さんと奇声をあげながら大興奮の本日ラストダイブでした。

    まさかダイビングで野生のイルカに会えるなんて。。。







  •  

    6/2 ジープ島上陸!!キミシマ遠征!!


    いよいよ、ブルーラグーンからボートでジープ島にGO!!

    写真やテレビでお馴染みのあのフォルムに近づけば近づくくほど、

    島が大きくなればなるほど、ドキドキが止まりません。

    そしてジープ島に到着!


    まずは施設の説明を受けました。

    シャワーは桶1杯の雨水。

    トイレは桶に水を汲んで流す。

    貴重品は預けておく。

    部屋に砂が入らないように足を水で洗ってから、部屋に入る。

    シャンプーや石鹸は環境のために、自然に優しいものを使う。

    電気が使えるは18時から22時まで。

    などなど。

    日本のような何でも整った環境ではなく自然に囲まれた、

    ありのままの生活が始まりました。


    さてさて、そんなジープ島に着いてはじめに何をしたかというと、

    もちろんダイビング!!!


    そして今日はなんと。

    海境がいいので、キミシマ環礁へ遠征に行けることに!


    ジープ島から45分ほどかけて、キミシマ環礁に到着。

    1本目のポイントは、「ジュエリードロップ」

    60mの落差のドロップオフに色鮮やかなサンゴや魚が散らばり、まさにジュエリーの輝きのようなポイント。

    そして一番の衝撃は、その透明度!

    透明度40m超えは間違いない透き通った青に、

    散らばった宝石のようなサンゴや魚たち。

    アオマスクやハタタテハゼ、フレームエンジェルフィッシュなど色鮮やかなお魚たちを堪能しました。


    2本目も、ドロップオフのポイント「ブルーウォール」

    水底まで何mあるのか分からないほどの深いドロップオフは、

    その透き通った透明度に深い青が印象的なポイントでした。

    先ほどのポイント同様にアオマスクやハタタテハゼなどが見え、他にもカスミチョウチョウウオが濃い青に映えるように白く散らばっていました。

    またホワイトチップやイソマグロも見れました。


    キミシマ環礁は、昨日の沈潜ポイントとはまた印象がガラっと変わって、抜群の透明度と宝石のような魚とサンゴが作り出す幻想的な水中世界にのんびりと酔いしれるダイビングでした。


    その後、ジープ島に帰島。

    日が暮れる前に急いでバケツ1杯の水で体を洗い、夕食が始まりました。

    今日の晩ご飯は、ブルーラグーンさんから頂いたマグロのお刺身にご飯。焼いた鶏肉と豚肉。

    ひじょ~~に、おいしかったです!!


    ジープ島は、小さな島。外にあるダイニングスペースに、宿泊中の皆さんで夜の22時過ぎ頃までおしゃべりを楽しんでいました。

    このジープ島は、自然との触れあいの場だけではなく、人と人との触れあいの場でもあるなと実感しました。


    その夜。


     

    私は部屋では寝ずに、せっかくなのでジープ島の白砂にビーチベッドを置き、360度海に囲まれたこの島で四方八方から聞こえる波の音と、ヤシの葉がこすれあう風の音を聞きながら、外で寝ました。


     

    今夜は満月。ジープ島の電気がすべて消え、月明かりだけが島での唯一の明かり。驚いたのは月の明るさ。
    月明かりだけで読書ができるんです


     耳に入るすべてが自然の奏でる音。

    人工的な音が全く聞こえない世界で月明かりだけを明かりとして、本を読む。

    ジープ島だけでしか出来ない最高の贅沢ではないでしょうか。

    風もよく通り、蚊もいない島なので、快適そのもの。

    後にも先にもこんなに気持ちのいい夜を過ごせたのは、

    この日が一番だと思います!!







  •  

    6/3 イ・ル・カ♪


    ジープ島二日目。

    外で寝ていたので、朝日で目が覚めました。

    目覚まし時計の強制起床ではない、目覚めのいい朝は久々です。


    起きてすぐ。早朝ダイビング行っちゃいました!

    ポイントは、ジープ島のハウスリーフ

    ジープ島からトコトコ歩いてすぐのビーチポイントです。


    ハウスリーフのビーチポイントですが、侮ることなかれ。

    水深は最大21mまであり、アベレージで14m。


     

    砂地が広がるポイントでは、
    ギンガハゼ、サラサハゼ、オトメハゼなどハゼ天国!

    エビとハゼの仲良し共生も見れて、朝からほっこり。

    砂地にじーっとカメラを構えて、

    穴に引っ込まないように慎重にハゼに近づきパシャリ。
    フォト派、マクロ派には堪らないポイントですね♪

    朝、朝日と共に起きて、そのまま水中世界に直行。

    腹ぺこで上がってきたら、おいしい朝食。
    こんな生活、癖になりそうです。
    これを体験しちゃうと、すでに、

    帰国後すぐに仕事復帰できるかが不安になって参りました。笑

    朝ご飯を食べた後は、

    ハンモックでゆっくりすごそうかな~と思ってましたが、

    せっかくなのでジープ島の海をシュノーケリングで一周しました。

    サンゴも魚も多くて、おもしろい!

    途中出会った、ブラックチップがず~っと私の後を追って、

    一緒にジープ島一周しちゃいました。

    島一周といっても、大体30分ちょっとくらいで一周出来ちゃいます。

    いい運動にもなりますし、ジープ島を訪れたら是非一度はシュノーケリングでジープ島一周はトライしてみてくださいね。



    その後、ついに念願のドルフィンスイムに出発!

    ボートに乗って、わくわくしながら海にでました。


     

    でも、なかなか現れてくれない。。。
    そしてスコールも降りつけてきて、イルカも探しにくくなり。。。
    諦めかけてきたそのとき!

    ドルフィン!!現地人のボートクルーがイルカを発見!

    急いで現場に急行!

    フィンとシュノケールを付けて、急いで海へ!


    イルカは3頭の親子イルカ。

    子供がちょうど遊び盛りの年頃なのか、

    すっごく近くまできてくれました!!

    一緒に並走して泳いでくれたり、

    私がくるっと水中で回ると一緒にくるっと華麗に回ってくれました!

    夢中になりすぎて、息は保たないし、
    海水は飲むし、少しパニック状態に。。。

    一通り遊び終えてボートに戻る頃には、息も絶え絶え。

    こんなにスキンダイビングが疲れるなんて。。。

    肩で息をしながら、

    もっとイルカと一緒に長く泳げるように特訓をしよう!

    と心に誓うのでした。。。

    また遊ぼうね、イルカちゃん!


    さて夕方前にジープ戻った私たちは夕飯までの自由ターイム。

    私はというと。ビーチベットでお昼寝タイム。

    イルカにすべてを出し尽くしました。。。


    さて目が覚めると、徐々に外がが暗くなっていました。

    今日はちょうど満月の日。


     

    年に12回のチャンスの内、天気のいい日しか見られない、

    満月の月入りを見るために、じーっと水平線を眺めていました。

    するとまるで太陽が昇ってきたかと錯覚するくらいの明るい満月が、

    水面にその体を溶かしながら、登ってきました。

    所々雲に隠れながらも予想以上に速いペースで月は昇り、

    いつしか海面にジープ島まで伸びる月明かりの道が現れました。

    なんてロマンチック。。。

    今日もみんなで満月を見ながら就寝。

    月が明るすぎて眠れない方はサングラスを付けて眠ってくださーい。

    そう声かけるジープ島の柴崎さん。

    冗談ではなくそのくらい明るいんです。

    不思議なオーラを感じるまぶしいほどの満月の光を体中に浴びながら、

    一晩を過ごしました。






  •  

    6/4 ジープ島最終日。


    おはようございます。

    ジープに泊まっている皆さんと、挨拶を交わしながら朝を迎えました。


     朝食を食べると、モエン島の方からボートが来るのを待ちます。

    しばらくして、ボートが来ると今日もダイビングにGO


    一本目のポイントは「山霧丸」


     この船は魚雷を船側に食らい、横転しながら沈んだ船です。
    中には戦艦大和の主砲砲弾が倉庫にあり、その大きさは圧巻でした。

    一人で運べる大きさを想像していた私は、

    その大きさ故に水中でも一人で持ち上げることは難しいだろうな、

    と感じるほどです。

    そのほか、この船も周りにサンゴがあり、

    キンメモドキの群れと、ここにもクマノミが。
    このポイントもフィッシュウォッチを楽しむ格好のポイントです!


    1本目を終えた私たちは一度、モエン島のブルーラグーンリゾートに行き、ジープから持ってきたお弁当でランチタイム♪


    ランチ後、島を挟んでリゾートの反対側に位置するポイント
    「シャークアイランド」!

    事前にトレジャーズさんからも聞いていたこのポイント。

    多いときは20匹以上のサメが見れるそうで。

    また、珍しくサメのクリーニングも運が良ければ見れるとのこと。

    サメ好きには堪らないポイントですね。

    砂地をどんどん進んでいくたびに、サメの数は増えていきます。

    ブラックチップとグレイリーフが入り交じり、

    くるっと一周見渡すと視界には10匹以上のサメ。

    警戒心の強いサメですが、

    ここのサメはどんどん近づいてくるので少し怖いくらい。。

    それでもサメのフォルムはいつ見ても惚れ惚れするかっこよさです。

    運良くサメのクリーニングも見ることができました。

    口を開けて立ち泳ぎをしてバランスをとりながら、

    クルーニングをしている姿は少し間抜けで、かわいく見えました。

    さてさて、このシャークアイランドの本当の魅力は、

    サメじゃないんです。とガイドの柴崎さん。

    手つかずのサンゴがきれいに残っていて、

    その美しさはチュークのダイブポイントの中でも3本指に入ると思う。
    小魚が群れていたり、

    マクロ派にはたまらないポイントです。とのことです。

    事実おっしゃったとおりで、砂地を抜けると水底はサンゴだらけ。

    傷つけないように、中性浮力を保ちながら、フィッシュウォッチ開始!

    クマノミやキイロサンゴハゼ、ハナゴイなど色とりどりの魚達が、

    サンゴの周りに飾られて、

    キンメモドキやデバスズメダイがすごい数で群れています。
    小さな魚達がおりなす宝石箱のようなゆりかごが、ここにはありました。

    他にも砂地にはにょろにょろチンアナゴや、

    砂に隠れたモンダルマカレイなど、おもしろい生き物がいっぱい。

    見所満載の今回の旅、チュークでのラストダイブでした。



    2本のダイビングを終え、ジープ島に帰島。

    すぐに荷物をまとめ、これでジープ島とはお別れ。


    不思議なオーラと360度自然に囲まれたジープ島。
    夏休み。

    田舎のおばあちゃん家に帰ったかのような懐かしさと豊かな自然の島でした。

    今度は新月の日に満点の星空を見に再び訪れることを心に決めて、

    一緒に過ごした皆さんに見送られながらも、

    名残惜しくジープ島を後にしました。。。

    ジープ島からスコールを切り抜けながらも、

    30分ほどでブルーラグーンリゾートに到着。

    チェックインを済まし、本日はここにステイ。

    ジープ島から帰ってすぐでしたが、

    あったかいシャワーに、ふかふかのベッド。

    これはこれでいいものですよね。笑

    就寝。。。

     

    6/5 朝早く起床

    その後、空港へ向かい空路ポンペイへ。


     ~ポンペイ編~ へ続く・・・。
    http://stworld.jp/diary/FM/558524a4571331.26468794/