| スペインの旅行記
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スタッフおすすめ！お得ツアー
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日数：5日間
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１．圧巻のサグラダファミリア-その美しさに息を呑む-
STWスペイン支店では、ガウディ建築を巡る街歩きツアー、その名もベアフットツアーを開催しております。時間帯やスケジュールに合わせてツアーを選択できるのもいいポイント◎
今回、私たちはこちらのツアーに参加しました。
https://triprex.jp/earth_info/ES/op_tour/BCN/BCNSTBB6/
ツアーの待ち合わせ場所はサグラダファミリアの目の前。
地下鉄を降り地上口へ出るといきなり現れるその大聖堂を前に、心が躍ります。
サグラダファミリアには、3つの玄関口があります。そのうち完成しているのが、生誕のファサードと受難のファサード。最後の一つ、栄光のファサードは現在建設中です。
ツアーに参加すると、生誕のファサードや受難のファサードについて、そのデザインに隠された秘密を知ることができます。ファサードとは、建築業界の言葉で「正面」という意味です。玄関や入口などがついている、建物のメインとなる面と考えていただけるとイメージしやすいかと思います。
サグラダファミリアのそれぞれのファサードには、キリスト教に関するものや生き物など、様々な彫刻が彫られています。ベアフットツアーでは、それぞれの彫刻にフォーカス オン。個人での観光だと知れないようなことも知れるのがベアフットツアーのいいところです◉
その後、私たちは実際にサグラダファミリアの中へ。
内部は天井が高く広い空間です。それなのに、ステンドグラスを透る鮮やかな光になんとなく身体が包まれているような、不思議な感覚を覚えました。有機的に繋がる柱や梁は、ガウディ建築の特徴そのもの。何度見ても飽きることはありません。
ガウディは、「自然の中に全ての教科書がある」という概念を大切にしていました。その影響から、とりわけ彼の建築は生き物をモチーフにしたデザインが多く、人工的な直線を用いずに曲線を用いて建築を設計しています。
ちなみに、彼は「カテナリー曲線」を多用することでも有名です。
皆さん、紐を少しゆるく両手で持っている姿を想像してください。そうすると、紐は重力により少したわみますよね。その時の、ぶらーんなっている状態のカーブが、カテナリー曲線です。
ガウディはこの曲線を反転させ、構造体として用いることで建築物全体の強度を高めています。物理現象まで建築に応用してしまうすごい頭脳の持ち主です。
ちなみに、東京の代々木第一体育館は皆さんご存じですよね。あの吊り屋根の独特な形状も、実はカテナリー曲線を応用したものになります。なんとなくイメージできますか？
私たちはいつまでもその場にいたいと思えるような美しい空間を後にし、次の目的地へ向かいます。
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２．ドラゴン伝説-カサ・バトリョから見るガウディの素顔-
サグラダファミリアを後にした私たちは、次なる目的地、カサ・バトリョへ。
カサ・バトリョはガウディが設計した住宅の1つで、現在は見学が可能です。
カサ・バトリョの近くにはカサ・ミラというもう一つの住宅があります。
ベアフットツアーでは、2つのうちいずれかの入場チケットが付いていますので、自身の興味のある方を見学可能です。
カサ・バトリョに着いて最初に目を引くのはその外見。バルコニーや屋根のデザインなどが特徴的です。
ベアフットツアーでは、ガウディがこのデザインにたどり着くまでの軌跡を知ることが可能です。その背景は面白く、自然を崇拝したガウディらしさも垣間見えます。
どうやらカタルーニャ地方に伝わるドラゴン伝説と深い関係があるそうで、、、。
ちなみに、バルコニーのモチーフは髑髏です。何故髑髏なのか。気になる方はぜひ実際にツアーに参加して確かめてみてくださいね。
建物内では、日本語のオーディオガイドを聞きながら内部を巡ることが可能です。
オーディオガイドでは、ガウディの思想、カサ・バトリョ設計の背景などが説明されます。
建物内部のディティールにまで拘りつくされた圧巻の造形デザインを見て触りながら、カサ・バトリョの真髄に触れることができます。
建築やガウディに興味のある方は特におすすめ！！
その内部の美しさから、あまり建築そのものに興味がない人でも、楽しんでいただけること間違いなしです。
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３. ガウディだけじゃないモデルニスモ建築
カサ・サバトリョを見学した後は、その隣に立っているカサ・アマトリェールへ。
カサ・アマトリェールは、スペインで有名なチョコレートの老舗です。
ここではチョコレートのお土産を買うことができる他、店内の一部がカフェになっているので、観光に疲れた際は一休みすることも可能です。
この建物はガウディの設計ではありませんが、ガウディ建築に大きく影響を受けている建築物です。
この時代、スペインでは「モデルニスモ」と呼ばれる芸術運動が盛んでした。
皆「アール・ヌーヴォー」という言葉はどこかで聞いたことがある方も多いかと思います。主にフランスで盛んだった芸術運動です。
モデルニスモは、アール・ヌーヴォーのスペイン版と考えていただけると理解しやすいかなと思います。
ガウディ建築もこのカサ・アマトリェールも、モデルニスモ建築。
なかなかに個性的な外観のカサ・バトリョに劣らず、こちらの建物も特徴的です。
私たちはこの個性あふれる老舗で、ホットチョコレートをいただきました。
コンパクトですが中庭もあり、そこでとろっとして甘すぎず、濃厚なホットチョコレートを美味しくいただきました。
もちろん、チョコレートのお土産も購入。ミュシャの絵画がデザインされた可愛いパッケージで、何個も購入したくなります。いろんなデザインがありますので、実際に自分の目で確かめてみてくださいね。
カサ・バトリョを訪問した際は合わせてこちらも訪問しましょう！
なお、カサ・バトリョと同じ区画にカサ・リュオ・モレイラと呼ばれる建物もあります。現在は店舗兼集合住宅となっている建物です。
こちらの建物、コロナ前までは建物内部の見学ツアーを催行していたそうですが、コロナ禍以降は中止されているそうです。基本的には外観のみの見学となりますので、訪問予定の方はご注意ください。(1階部分はロエベの店舗です。)
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４. 圧巻のパノラマビューfrom Park Guell
ホットチョコレートを堪能した後、私たちはグエル公園へ向かいました。
グエル公園の始まりは、ガウディと彼の才能を見出した師・グエルが芸術性の高い住宅地を作りあげようとしたことから始まりました。
しかし当時、彼らのデザインは奇抜そのもの。計画していた住宅は全く買い手がつかず、売れた住宅は2軒のみ。それも買ったのは彼ら自身でした。
結局その後に住宅地は完成することなく、市によって整備されたのがこのグエル公園です。
グエル公園はサグラダファミリアやカサ・バトリョなどの主要観光地から少し離れた場所にあるので、個人で行く際は行き方やスケジュール管理に注意が必要です。
ベアフットツアーでは現地支店スタッフが全て管理・アテンドしてくれるので安心でした。
グエル公園自体は非常に広い公園ですが、私たちはそのうち、バルセロナ市街を見渡せる広場へ。そこでは、同じスカイラインの市街から頭一つ抜けているサグラダファミリアと、その向こう側の海の景色を一望できます。
かつてガウディも、この場所から同じ景色を眺めていたのかなと、思いを馳せながらその瞬間を過ごしました。
余談ですが、私は以前神戸に暮らしていたことがあります。
神戸は北側の山と南側の海に囲まれている緩やかな地形の都市なのですが、ここバルセロナの景色も神戸ととても似ているなと思いました。
バルセロナを代表するガウディ建築。もちろんプライベートで周っても楽しいことは間違いありません。
ただ、ベアフットツアーに参加することでより多くの情報を吸収することができ、旅の感動も深まります。
「なんでだろう？」が「そうなんだ！」に変わるちょっとした瞬間の連続が、ベアフットツアーに参加する意義なのかなと個人的には思いました。
そしてスペイン支店の人々は陽気で面白い方々です。
バルセロナを訪問する際は、ぜひベアフットツアーの参加も検討してみてくださいね。
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