4月~10月の期間限定で、人気のロマンティック街道をバスで移動しながら
一気に観て回ることができる「ロマンティック街道バス」。
今回はローテンブルクから南下してフュッセンに至るまでの道のりをご紹介します。
13:00、バスは南を目指し、ローテンブルクを出発!
バスの発着地となる「シュラネン広場」の近くにホテルをとれば、
荷物をもっての移動も楽で中心部へも徒歩でいけるのでオススメです!
バスはほぼ定刻通りに出発しますので
お乗り過ごしのないよう、お気をつけくださいませ♪
13:50、 ディンケルスビュールに到着。
見てください、このかわいらしい街並み!バスから降りるとすぐにこの三角屋根のドイツらしい街並みが目の前に。
この町は他の多くの町と違って、17世紀の三十年戦争や2度の世界大戦でも破壊されなかったため、中世の街並みが今も残っています。
このバスのいい所は、街なかに停まってくれるので、荷物をバスに置いたまま効率的に街中を散策できる所。
ここでの滞在時間は45分程ありましたがとても小さな街なので街歩きには十分な時間です。
15:25、ネルトリンゲン到着。(写真左)
ここでは15分という短い滞在時間のため、街並みをちらっとみるだけで終わってしまいました。
16:25、アウグスブルク到着。(写真中央・右)
人も交通量も多く、久しぶりに都会に来た、という感じがします。
ここでの停車時間は約30分。観光する程の時間もないのでこの時間内で何かしら食べておく事をオススメします。
この後、フュッセン到着まで何かを買って食べる時間は一切ないのでここで何も食べなかった私は、のちにお腹がすいて大変でした・・・。
驚いたのは、人や車通りの多い街なかにある広場で、人々が平気で地べたに座っていたことです!(写真中央)
日本ではありえない光景なので一瞬戸惑いましたが、現地の人の気分を味わうため
私たちも地べたに座って休憩しました!(笑)
いい天気に恵まれていたので日向ぼっこができてなかなか気持ちよかったです。
この広場に面して建っているのが、この街のシンボル、市庁舎です。(写真右)
もし駆け足でも可能であれば、この中にある「黄金の間」にもぜひ行ってみたい所。
第二次世界大戦の後に復元された黄金の間は美しい装飾が施され、
この街の観光には欠かせない名所となっています。(入場料:2.50ユーロ)
アウグスブルクを出た後は途中ミュンヘンを経由し、バス移動が続きます。
19:35、この日の目玉と言っても過言ではない、ヴィース教会にようやく到着しました!
アルプス山脈の麓、のどかな大草原の中にポツンと建つこの教会。
草原の風景に溶け込んだ、素朴な外観とは裏腹に、
ロココ様式の最高峰と言われる内部の装飾は、華やかで鮮やかで、まさに圧巻。とっても感動しました。
また、教会の美しさだけではなく周りの自然の美しさにも感動してしまいます。
車でしか行けないこのヴィース教会。フュッセンの町からの路線バスでも行けますが、片道45分もかかってしまいます。。
個人でいくのはなかなか大変ですが、この街道バスを使えばこそ、
移動中に立ち寄れて手軽に行けちゃうので本当にオススメです。
来てよかった、と思えるこの絶景を、この感動を、皆様もぜひ体験してください!!!
その後、バスは大草原の中を走ります。丁度日も落ちる時間帯で遠くにはアルプスの山々が見え、
きれいな湖のすぐ横を通るので夕日がとってもきれいに映ります。
この雄大な美しい景色を見る事ができただけでも、このバスに乗って良かったと思いました。
草原の中を走っていくと遂に、あのノイシュバンシュタイン城が見えてきます。
シンデレラ城のモデルとしても有名なこのお城は、
ロマンティック街道のクライマックスにぴったり。
20:20、ノイシュバンシュタイン城の麓の駅、シュバンガウに到着。
ここで降車される方も多くいらっしゃいました。
麓のホテルで宿泊すれば、明朝からお城の観光にも行けて便利ですね!
ここで下車して観光する時間は一切設けられておりませんのでお城の観光は翌日になります。
個人で行く、フュッセンからのノイシュバンシュタイン城日帰り観光についてはこちらの旅日記をご参照ください★
http://stworld.jp/earth_info/DE/diary/5562deebc759b1.13045779/
20:30、終着地のフュッセン中央駅前に到着!
この時間になると日も暮れていますので、ホテルは駅の近くでとることをオススメいたします!
私たちも駅の近くのホテルをとっていたので、すぐにホテルに到着でき飲食店も近くにありとても便利でした。
あまりにも充実した1日だったので、この日はホテルについたらすぐさま眠りに落ちてしまいました。
最後に、ロマンティック街道バスの特徴をまとめてみたいと思います!
①4~10月まではフランクフルトからフュッセン間で、南下便と北上便がそれぞれ毎日運航しているので、組み合わせ次第でお好きに周遊プランを組み立てる事ができます!宿泊数をアレンジしたり、逆に宿泊せずに1日ですべて周遊したり、自分プランを立てられるという自由さが魅力です。
②各都市の滞在時間は非常に短いため、十分な観光は出来ません。ちょっとでもいいから田舎の街の雰囲気を感じたい、色々な街並みを見てみたい、という方にとってもオススメ!
③車内では日本語のテープ案内があるので安心&便利。それぞれの街のちょっとした歴史や情報が知れて勉強になります。
④ヨーロッパの鉄道は、大抵中心部から離れた所にある駅に停まりますが、バスは中心部まで連れて行ってくれる上、バスの中に荷物を置いていけるのでとっても楽!
⑤車内では無料のWIFIが使えます!スマートフォンなどで旅行の計画を立てるのにも便利です。
⑥車窓からの景色が楽しい!鉄道とはまた違った景色が楽しめます。街並みだけでなく、車窓から見える景色が絶景でした。
⑦各停車地それぞれ街なかにトイレがあるので、停車時間にトイレに行くことも出来ます。運転手さんにお願いすれば、車内にあるトイレも使わせてくれる場合も!
憧れのロマンティック街道を効率的に周れるこのバス、もし機会があればぜひご乗車をご検討くださいませ!!