ドイツにはBurg(ブルク)、Schloss(シュロス)、Residenz(レジデンツ)と区分された それぞれ異なるジャンルの城があちらこちらに残っていて、城を再利用したホテルや、レストラン、カフェなどが多く存在します。
そんな城巡りをするのもドイツ旅行の魅力のひとつです。 今回は古城ホテルをクローズアップしていきます。
歴史あるお城やかつての貴族の邸宅を改装し宿泊施設として利用している古城ホテル
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ゲーテの戯曲の主人公になった実在の人物「騎士ゲッツ」が
住んでいた城として知られているホルンベルク城。
Burg Hornberg(ホルンベルク城)は12世紀以前に建てられた
建物部分が拡張していき立派な城となったもの。
とある文献では8世紀頃にBurg Hornberg(ホルンベルク城)
という名がでてくるそうなので、なが~い歴史の詰まった場所がホテルになっているのです。
現在はレストラン兼ホテルとなっていて、ゲッツの甲冑を展示した博物館もあります。
城のある山(丘?)の斜面は一面のブドウ畑となっており、ネッカーツィンメルン駅から
ブドウ畑の中の坂道を登っていくと、ほどなく城に到着します。
【最寄駅】
ネッカーツィンメルン(Neckaezimmern)駅
または
モスバッハ・ネッカーエルツ(Mosbach-Neckarelz)駅
【行き方】
ハイデルベルク中央駅から約50分のモスバッハ・ネッカルエルツ駅で乗り換え約4分
シュトゥットガルト中央駅から約1時間16分のネッカー・ツィンメルン駅下車
ハイデルベルクから車で約40分
シュトゥットガルトから車で約1時間
モスバッハ・ネッカルエルツ駅から車で約15分
ネッカーツィンメルン(Neckaezimmern)駅から徒歩で約15分
ホテルのフロントロビーには甲冑が飾られていて
なんとも中世な雰囲気が良い感じです。
貴族の城なんですが、なんというかむしろ可愛らしい感じ!
レストランはネッカー川と街を見下ろせる場所にあり
オープンテラスのテーブルもあります。
ネッカー川と城下街を眺めながらの食事は貴族になった気分です。
こちらのホテルはレストランとしても営業しており、
ディナーの時間はほぼ満席なのだとか。
こちらはBurg Hornberg(ホルンベルク城)のホテル部分となっている建物。
写真で見る限り、城?と思われるかもしれない古い建物
華麗な城っていう感じが全く漂っていないかもしれませんが、これこそが中世の城ホテル。
初期の城の建物部分がホテルとなっているのでまさに正統派のブルクホテルなのです。
お部屋は合計 24部屋でお部屋ごとに微妙に設計が違なります。
また棟が2つあり一つはバルコニー付のフォレストビュー
もう一つはネッカー谷(川)ビュー(バルコニーなし)
お部屋はシンプルながらもアンティーク調にまとめられていて
お城周辺の雰囲気とも調和していてとても雰囲気が良いです。
ダブルルーム 20部屋
シングルルーム 3部屋
ジュニアスィート 1部屋
今回紹介をするホテルの中では一番 お城感のあるホテルで
古城街道沿道でも一、二を争う人気の古城ホテル。
こちらは13世紀初頭に建てられた城ですが、ホテルとして経営している本館は16世紀の建造。
建物はルネサンス様式で、古城というイメージがぴったりの古色蒼然とした感のあるインテリアでハネムーナーに大人気です。
レストランのテラス席からは、山麓の村やネッカー川を一望でき古城ホテルならではの眺め。
しかしこちらのホテルですが、ちょっと怖いいわくつきのホテル。
城主であるヒルシュホルン家が一族間争いで17世紀には滅亡の悲劇を迎え、
今でも亡霊が塔を彷徨うとの噂も......。
【最寄駅】
Hirschhorn(Neckar)駅
【行き方】
フランクフル中央駅からMannheim Hdf(約40分)で乗り換えHirschhorn(Neckar)へ(約1時間)
フランクフル中央駅からHeidelberg Hdf(約1時間)で乗り換えHirschhorn(Neckar)へ(約30分)
Hirschhorn(Neckar)駅から徒歩 約20分
駅からタクシーで €10(固定料金)
全体的にシンプルなお部屋ですが、古風な感じでまとまっていていい感じです。
さらにはべッドには天蓋もついていてより雰囲気を醸します。
こちらもお部屋によって内装がことなるので、写真はあくまでも参考ということで。
ゲストルームは本館に8室、別館に17室ありは合計 25部屋
ハネムーンスィート(本館)
ダブルルーム(本館)
ダブルルーム(別館)
今回は3つの古城ホテルを紹介いたしました。
どのホテルもお部屋やレストランから見れる街の景色は最高です。
当時の城主さん達は毎日こんな景色を眺めていたんですね。
普通の旅行に飽きっちゃったという方やちょっと贅沢な気分を味わいたい方
ドイツ旅行の際には是非是非、古城ホテルを巡ってみてはいかがでしょうか。
古城ホテル気になるけど良く分からないという方も、お気軽にお問合せくださいませ♪
**豆知識 Burg(ブルク)とSchloss(シュロス)とResidenz(レジデンツ) **
●Burg(ブルク)
日本語訳としては「城」、「城砦」など。
Schloss(シュロス)と区別するなら「城砦」と訳した方が分かり易い。
軍事的な目的をもつ建物であるため、険しい山や湖沼などの地形に立地し防御施
設の役割があった。
主に、中世(500~1500年頃)に建築されたが、16世紀に入り火器の武器(大砲など)
が発達し、Burg(ブルク)の軍事的機能の低下と騎士階層の没落などにより廃墟化した。
●Schloss(シュロス)
日本語訳としては「宮殿」、「王宮」、「城館」など。
日本人が「城」とイメージするものが、この Schloss(シュロス)あたる。
中世以降、多くは平地に建てられた建物で、軍事的機能と政治的機能(より広い領域支配
のための拠点)の目的を持つ。
Burg(ブルク)跡に建てられたものも多い。
日本では、シンデレラ城のモデルとなったと言われている有名なSchloss Neuschwanstein
(ノイシュヴァンシュタイン城)が、Schloss(シュロス)代表のような城。
●Residenz(レジデンツ)
日本語に訳すと「宮殿」。
17世紀以降に建てられ、軍事的機能は殆どない。
Residenz(レジデンツ)の外観は、どれも絢爛豪華を思わせないものだが、
室内は贅の極みを尽くしている。