中国の最南端、唯一の熱帯リゾートアイランドとして東洋のハワイと称され、中国本土はもちろんのこと、ロシアを主とした欧米のリゾーターには以前から知られていたハイナン島ですが、日本ではまだまだ知名度の低い未開の地として私自身も今回訪れるまではイメージを描くことができませんでした。 この旅日記では、今後発展していくであろう、アジアの一ビーチリゾートとしてのハイナン島を紹介していきます!
中国の最南端に浮かぶハイナン島は、”東洋のハワイ”の名にふさわしくハワイとほぼ同緯度に位置しており、年平均25℃ほぼ年中泳げ晴天日数も300日以上、1999年には世界で空気のキレイな場所二位に選ばれました。
まず、ハイナン島自体は九州とほぼ同じ面積を持つ広大な島ですが、その南にある三亜(サンヤ)という街がビーチリゾートの中心となります。その三亜市内でもリゾートは空港から約10分と程近い三亜湾エリア、空港から約30分のショッピングセンターや屋台街が集中する大東海エリア、空港から約50分、リッツカールトン等デラックス系ホテルが建ち並ぶ亜龍湾エリア、この3つの地区に分かれて存在します。下記では各エリア別で紹介させて頂きます。
三亜国際空港から車で約10分。天涯海角や南山寺という観光名所や三亜のダウンタウンまでのアクセスがよく、22キロに渡る長いビーチが続きます。このエリアで代表的なホテルは、ヨーロッパに展開するドイツの高級ホテルチェーン・ケンピンスキーと世界中に存在するおなじみホリデーインがあります。その他、スタンダードホテルのパームビーチやデイズホテルもこのエリアとなり、高級リゾートから比較的リーズナブルなビーチリゾートが同居しています。私のお勧めはケンピンスキーリゾート。スタイリッシュなお部屋と充実した施設もさることながら、何と言っても魅力的なのはレストラン「Paulaer Brauhaus」で出される施設内醸造の生ビール。ドイツ資本のホテルとあってリゾートで戴くソーセージと欧米サイズのジョッキで飲む新鮮なビールは酒好きとしては格別なものがあります!
【三亜湾エリアの主なリゾート】
・ケンピンスキーリゾート
・ホリデーイン三亜湾
・デイズホテル
・パームビーチ
三亜湾・大東海エリアから15分、亜龍湾エリアから30分に三亜のダウンタウンはあります。屋台等のローカルの活気が味わえ、バスターミナル横のスーパーマーケット「三亜旺豪超市」は品揃い豊富で値段も安く、名産のコショウやコーヒー等も手に入ります。
三亜湾エリアから30分、亜龍湾エリアからは15分の三亜で一番賑やかなエリアです。ショッピングモール「夏日百貨」やスパ、夜になると屋台が出店しビーチ沿いには海鮮のレストランやバーが並びます。言葉と衛生面にやや不安はありますが、やはりここまで来たらハイナン名物海鮮を戴かないわけにはいきません。水槽を泳ぐものから選ぶ感じで基本時価販売となりますが、値段は大きなカニ一匹をボイルで頼むと大体日本円で3,000円~4,000円くらいでした。エビやイカも新鮮でなかなか美味です。ちなみに、各国でお腹を壊すことが通過儀礼となっている私ですが、今回はノープロブレムで帰国できました。ただし生はやはり避けたほうがよさそうです。。
【大東海エリアの主なホテル】
・リゾートインタイム
・バンヤンツリー(※街まで車で約5分ほど離れている)
・宝宏龍都大酒店
・珠江花園酒店
空港から約50分、三亜ダウンタウンから約30分、リッツカールトン等有名外資チェーンが建ち並ぶ、三亜では一番海のキレイなリゾートらしさを感じるエリアです。周辺にお店等はなく、クラウンプラザに隣接するショッピングモール「百花谷」が主で基本はホテル滞在となります。いずれのホテルも広大な敷地面積を持ち、プライベートプールやビーチはもちろん、ホテルのアクティビティも豊富でリゾート滞在でも十分にお寛ぎ戴けます。私のお勧めはプルマン亜龍湾のプールヴィラ。ビーチがやや離れているのは難点ですが、リーズナブルな料金でアジアンモダン様式のお部屋、広いプライベートプールを持つヴィラへご宿泊できます。喧騒を離れて余暇を楽しむにはもってこいのリゾートです。
【亜龍湾エリアの主なホテル】
・リッツカールトン
・シェラトン
・ヒルトン
・マリオットリゾート&スパ
・クラウンプラザ
・プルマン亜龍湾
・マングローブ
私自身がそうであったように、中国のビーチという未知の場所で、正直イメージしづらいかとは思います。ただ実際に行ってみるとそこはデラックスホテルが建ち並び、白砂のビーチがあって年中泳げる、ゴルフ等のアクティビティもお楽しみ頂ける南国のリゾートです。工事中の場所も多くまだまだこれからのリゾートではありますが、安・近・短の傾向にある昨今、4日間で行ける、デラックスホテルに泊まれる比較的安いアジアビーチの一つとして、一度訪れてみては如何でしょうか。