世界の果て!イースター島&パタゴニアへ【イースター島編】 | チリ・イースター島の旅行記

支店
渋谷
福岡

世界の果て!イースター島&パタゴニアへ【イースター島編】

エリア
サンチャゴ
/チリ・イースター島
テーマ
世界遺産
時期
2012/10/09~2012/10/19
投稿日
2012/10/22
更新日
2020/3/28
投稿者
佐賀宏子

STWの人気デスティネーション、タヒチと周遊する8日間の旅が定番だったイースター島。
2010年にタヒチ⇔イースター島間のフライトが減便されてからリゾートと巡れる気軽さこそなくなってしまいましたが、[中南米・秘境専門]世界遺産ファクトリーからイースター島だけのコースを発表して以来も、お客様から根強い支持をいただいています。
 
アメリカ乗り継ぎでも、イースター島に行きたい!そんなお客様との合言葉はずばり、
「地球の裏側へ、モアイに会いに!」
これほどまでに人を遠くへ駆り立てるものは、世界広しといえどもモアイぐらいな気がします…。
 
そんなお客様の夢を叶え、より一層深い感動と新しい発見を味わえる旅を提供するため体を張って行って参りました。南米大陸の南端、チリへ!

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    ①フライト
    地球の裏側まで行くのだから…旅をより快適にしてただくため、フライト事情も事前に踏まえておきたい重要なポイント。

    現在のところ、限られた休暇でイースター島へ行こうとしたら、1番速く、便が良いのがアメリカ乗り継ぎとなります。
    チリのサンチャゴまで就航している米系の航空会社はアメリカン航空とデルタ航空。
    サンチャゴ⇔イースター島間はチリのラン航空のフライトのみのため、乗り継ぎなど総合的に軍配が上がるのが同じワンワールド系のアメリカン航空です。

    2012年現在、料金もお得なアメリカン航空は1回乗り継ぎのダラス便が早々に満席になることもしばしば。
    そんな時はアメリカ2都市を乗り継いで行くこともできます。

    往路はシカゴ&マイアミ空港をレポート。
    まずは成田からシカゴへ。どちらかというとビジネス路線で、ビジネスマンやアジアの学生が多いよう。

    定刻でシカゴに到着!シカゴのイミグレーションはダラスやアトランタに比べて小さめですが、1時間で通過。
    他の空港とそこまで変わらないかな、アメリカの入国手続きは毎度のことながら時間がかかります。
    2回乗り継ぎの時は最初の到着空港でスーツケースを受け取り、税関を通過後、またすぐに預けます。
    ターミナル間をつなぐシャトルに乗って、乗り継ぎゲートへ。続いて国内線でマイアミへ。

    マイアミを発つこと数時間。機材故障でマイアミへ逆戻り。
    ちょっとしたハプニングに遭いましたが、南米への道は長く、これ位の心の準備は必要!?


    【写真】
    日本発便の機内食は肉じゃがと寿司。美味です。
    シカゴ空港:入国審査を終えターミナル移動、手荷物検査へ。
    マイアミ空港:深夜便ですが、さすがのアメリカ、カフェやレストランは充実。

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    ②サンチャゴ
    チリの首都サンチャゴに到着。スペイン語のドライバーさんが迎えてくれました。
    イースター島ツアーでは航空便スケジュールの関係でサンチャゴに前泊または後泊します。
    宿泊は新市街のホテルにて。チリは夜が長く、街のレストランは食事と会話を楽しむ人々で賑わっています。

    【写真】
    サンチャゴ空港でのお迎え
    スタンダードクラスのホテル
    ホテルでの朝食

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    ③イースター島
    一晩体を休めて、いざ、イースター島へ!
    イースター島はチリの本土から3,700km、タヒチから4,100kmも離れた文字通り“絶海の孤島"。時間にしても約5時間半かかります。
    しかし、ラン航空の機材はサクサク動くタッチパネルモニター付きの最新版。チリ人や外国のお客様で満席、人気の路線です。

    やがて…太平洋の真ん中に見えてきましたっ!
    上空からはカルデラ湖が。火山活動によって生まれた島...自然の神秘を実感します。

    そして長い旅でしたがついに上陸っ!
    これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ―
    途中で見た機内映画に感化されつつ、感慨深い上陸です。

    イースター島に観光客は、空港の建物に入る前に国立公園入園料を支払います。
    チケットは滞在中観光に必要になるのでなくさずに。

    【写真】
    ラン航空機内食:コロンビアコーヒーと共にオムレツの朝食です。
    上空より感慨深い眺め
    国立公園入園料を支払う小屋

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    ☆ホテル
    イースター島では弊社でもよくご案内するオタイホテルに滞在。
    アットホームな雰囲気のガーデンが人気で、プールサイドから海も見えます。
    日本人ガイドの瓜生さんと、オフィスでは清水さんが働いていらっしゃいます。日本語ケアもバッチリです!

    オタイホテルの魅力は、何と言ってもハンガロア村のメインストリートに近いこと。
    食事なしプランでのご参加も、レストランやスーパーまで気軽に行くことができます。

    【写真】
    オタイホテル:ガーデン
    オタイホテル:プールサイド
    オタイホテル一室

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    ☆観光
    イースター島の見所は、ラノララクやトンガリキやアナケナビーチがある東側、アキビなどの中央部、オロンゴ儀式村やラノカウ火山のある南側に分けられます。

    観光の方法は現地でレンタサイクル(マウンテンバイク)やレンタカー(主にマニュアル車、左ハンドル・右手でギア操作、国際免許証が必要)などの手段もありますが、二つの山の間に位置するハンガロア村から自力で観光に行くのは想像よりも骨が折れます。未舗装のデコボコ道をウンセウンセと登ったり降ったり。また、レンタカーに傷をつけたり故障をさせると、貸主の言い値で弁償しなければならないとう法律が。

    とは言え地球の裏側まで来て、日がな一日海見て過ごすわけにも行きません。
    だって、モアイに会いにきたんだもんっ!

    ということで限られた時間を有効的に使うには、事前に手配した観光付きのプランが断然おすすめです。今回は英語、日本語などいくつかのツアーに参加して来ました。

    ツアーの特徴
    英語ガイド・混乗ツアー
    各国のお客様と一緒に、東側ルート終日ツアー(ピクニックランチ付)、中央ルート半日ツアー、南側ルート半日ツアーに参加します。ツアーは最初に各ホテルを周りお客様をお迎え。気さくな島のガイドさんがポイントを押さえて案内します。

    日本語ガイド・混乗ツアー
    世界七不思議にも数えられるイースター島の謎をベテラン日本語ガイドの案内でじっくり解き明かそう!混乗ツアーのバスに乗るので費用もおさえられます。

    日本語ガイド・専用車ツアー
    完全なプライベートツアー。お一人様での参加の際は少し高めになってしまいますが…長旅の後で疲れた体調に配慮しながら出発時間の調整をしたり、興味のあるポイントはゆっくり観光など時間配分を変えてみたり、変わりやすいイースター島の天候に合わせてガイドさんから「今日はこっちの観光を先にしましょう!」などの提案もあり。島に精通したガイドさんと共に、できる限り良い条件でのプログラムを組むことができます。写真撮影が好きな方や小グループでのスタディツアーにもおすすめ。

    個人で回るので、見所も押さえつつ、フリータイムも捻出することができます。
    空いた時間には、オタイホテルからは徒歩でもいけるタハイ儀式村に夕日を見に行ったり…
    村のお土産屋さんを冷やかしたり、海を眺めつつお茶をしたり…
    ダイビングをされる方は港のダイビングショップでツアーの詳細もお訪ねいただけますよ。

    <STW×オタイホテルコラボレーション>


    【写真】
    英語ガイド・混乗ツアー
    日本語ガイド・専用車ツアー
    日本語ガイド・専用車ツアー

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    さてさて、お目当てのモアイは…

    なぜモアイがつくられたのか…その謎は現地で!

    【写真】
    ラノララク 石切場 午後観光
    タハイ儀式村 夕日散策
    トンガリキ 朝日観光

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    ☆食事
    ハンガロア村のメインストリートには、レストランやカフェ、スーパーマーケットが並びます。
    太平洋の真ん中にいるからにはやっぱりシーフードが食べたいですね。エビ、ムール貝、魚など…
    チリでは牛肉料理も主流なので、たいていのレストランにはどちらのメニューもあります。

    ただ、仕入れはその日次第、目当ての料理がないこともあり。まっ、イースター島ですから。
    ボリュームは満点。お昼にたくさん食べたら、夜はチリワインとつまみ…なんてのもオツです。

    <STWツアーではイースター島&ハンガロア村レストランMAPをプレゼント!>

    【写真】
    エンパナーダ:パイ。イースター島のエンパナーダの中身は…その日次第!
    ソパデマリスコス:シーフードスープ、これだけでお腹一杯。US$20ぐらい。
    アイスクリーム

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    ☆アクティビティ
    通常のパッケージツアーでは訪れることのない、トレッキングにチャレンジしてきました!
    イースター島最高峰・テレバカ山に登頂する…標高510m(笑)

    青い空に吹きさらしの丘を稜線に沿ってひたすら登り…1時間半ほどで最高峰踏破!
    360度広がる丸い水平線が、自分がこの紺碧の海をたたえた惑星の上に立っている、ということを実感させます。海を渡る風と雲を感じながら、かつてモアイを作った人々と、今島に暮らす人々の営みに思いを馳せ…地球の縮図のようなこの島で、自分や日本での暮らしについて考えずにはいられませんでした。山頂で毒気を抜かれて新しい気持ちで村へと、戻って行きました。

    夜、空を見上げれば、星が宇宙一杯にまたたいています。ガイドの瓜生さんは流星群が来る時には飽きることなく星降るのを眺めているそう。ああ、ずっと見ていたい…しかし心地良い疲れと共にベッドに沈みました。

    翌朝は夜明け前から、村の東側のトンガリキへドライブ。朝日とモアイを見に行きますっ。
    真っ暗闇の中から徐々にねずみ色の海が姿を現します。三日月に影地球照が見える。金星と、灰色の雲と、まるで天体のモービルのよう…。

    この日はザ・御来光!という日ではありませんでしたが、太陽と雲とモアイが神々しい朝日観賞でした。

    【写真】
    トレッキング風景
    テレバカ山頂より下る
    トンガリキ 朝日観賞

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    ④再び、フライト
    今回は2泊という短い滞在で、イースター島を後にしました。ラン航空で再びサンチャゴへ。
    ※旅日記はこの後、パタゴニア編に続きます。

    復路はアメリカン航空にて、ダラスとロサンゼルス空港をレポート。
    アメリカン航空のお膝元、ダラス空港では1回乗り継ぎの場合スーツケースはスルーで成田まで行きます。ワインをお土産にするならばスーツケースを預ける前に買わないといけません。2回乗り継ぎの場合はダラスで1度ピックアップ、税関通過後再び預け、今度は成田まで運ばれます。

    ダラス空港、ロサンゼルス空港共にサテライトにはカフェやレストランが充実、免税店やグッズのショップも。ダラスではFREE WIFIも使えました。(2012年10月現在)

    長旅を終えて日本に帰国。アメリカ2回乗り継ぎレポートでしたが、体調・遅延などを考えるとやはり1回乗り継ぎが良いですね。ピーク時期は半年前ぐらいから満席になってしまうこともしばしば。
    また、イースター島はチリ人や欧米人に大変人気の観光地。2014年の年始まで、ホテルはもう半分予約が埋まっているとのこと!ご旅行の計画はお早めに!

    【写真】
    オタイホテルの皆さん:ありがとうございました!
    ダラス空港
    ロサンゼルス空港


    モアイに会いにきた旅でしたが、それだけではない何かを身体一杯に感じた旅でした。
    8日間などの短い旅でも充分にリフレッシュしていただける、不思議なパワーに満ちた土地だと思います!
    ご夫婦、ハネムーン、ご友人同士、ひとり旅。どんな旅のスタイルにもオススメしたいデスティネーションです。