実は、アラビア半島の約80%を占める大きな王国サウジアラビア。そんなに大きな国にもかかわらず、“サウジアラビア”と聞いても、多くの人があまりピンとこないのではないでしょうか?
サウジアラビアって何があるの?
サウジアラビアって何か危なくない?
サウジアラビアの人ってどんな生活をしているんだろう?
私自身、渡航前、調べていく中でそのような思いをたくさん巡らせました。
そんな未知の国サウジアラビア。
今回、私はサウジアラビア西部の港町『ジェッダ』から北上してイスラム教の聖地『メディナ』、みごとな岩層と峡谷が美しい『アルウラ』を巡り、東部の首都『リヤド』に行ってきました!
今回は、日本ではまだ知られざるサウジアラビアで訪れるべきみどころ、厳選10選をご紹介します!
~サウジアラビアが「閉ざされた王国」と言われる理由~
2011年までは限られた旅行会社だけが取得できた観光ビザも、約8年間発給が止められていました。ところが、2019年9月より突然、ツーリストビザの発給が始まったのです。現在はインターネットで、個人で簡単に観光ビザを取得することができます。(申請費用約22,000円 ※2022年12月現在)
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成田発
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日数:5日間
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アルウラを訪れたなら、是非立ち寄ってほしいのが旧市街です。もともと人々が住んでいた建物を、現在はカフェやレストランにして国内外からの観光客を楽しませています。
昼間はあまりお店も開いておらず人もまばらですが、16時を過ぎるとても賑やかになるそうです。
旧市街の建物は土や泥、石そして草など自然のものを利用して作られたこの旧市街は素朴ながらもとてもお洒落な雰囲気です。
サウジアラビアではどこでもダンキンドーナツを見つけることができますが、私が見た中では、ここのダンキンドーナツが断トツで一番お洒落な雰囲気でした!
夏は溶けてしまうかと思うほど暑いサウジアラビア。ガイドさん曰く、この旧市街は暑すぎて、人々は砂漠のオアシスのヤシの木の下などに別荘を持っていたとのことです。そんな風に昔の人々の生活を想像しながら、かつてこの地にいた人々の生活を垣間見ることができる、とても興味深い街です。
ジェッダはメッカやメディナに巡礼に向かう世界中のムスリムの為の玄関口として知られる、港町です。
そんなジェッダにあるこの博物館では、国際的で魅力的な2,500年もの歴史を持つジェッダについて詳しく知ることができます。
博物館の建物自体が昔のジェッダの伝統的な建築を再現したもので、その出窓には複雑な木格子細工と華やかなサンゴが用いられています。
イスラム教の遺産の展示を楽しんだり、ジェッダ、サウジアラビア、そしてアラビア半島のより広い範囲の生きた歴史と基盤について詳しく学んだりするのに最適な博物館です。
ユネスコの世界遺産にも登録されているジェッダの旧市街。
歴史的な物語で知られる8つの門に囲まれた城壁の内部には、独特のデザインと古代の家名で賞賛される10棟以上の古民家があります。現在、古い家屋が最新の手法とノウハウで徐々に芸術ギャラリーやカフェに生まれ変わり、観光にも魅力的なエリアとなっています。
アラビアパンを焼くパン屋さんやお菓子を販売する屋台、可愛らしいマグネットを販売するお土産屋さんなど、地元の人々の生活に根付いたスポットから観光客向けのスポットまで、魅力的な散策が楽しめます!
ファハド王の噴水はジェッダのランドマークとして親しまれています。
高さ312mの噴水は、ジェッダの夕日を彩ります。とても幻想的な光景で、ジェッダに来たならば必ず見たい絶景です。屋台も出ているので、噴水を眺めながらアイスクリームなどのおやつや軽食を楽しむこともできます。
地元の人も噴水の周りの広場でピクニックをしており、穏やかな時が流れていてとっても素敵な雰囲気です。
150年の歴史を持つマスマク城塞。粘土と泥レンガで作られた頑丈な建物です。
かつてこの城塞を拠点に様々な王国と州を統一し、今日のサウジアラビアを築きました。
王国の誕生を目の当たりにした、サウジアラビアにとって重要な建物と言えます。
現在では、修復された建物は博物館となっており、1912年から1937年までのサウジアラビアの地図や写真のほか、様々な歴史的遺物や芸術作品、視聴覚資料など、魅力的な展示物があります。
また、今回行った際にはアラビアコーヒーの展示も行っていました。
アラビアコーヒーの作り方や歴史、道具などが展示され、アラビアコーヒーに関して学ぶことができ、とても興味深かったです。
リヤドの歴史地区にあるアル・ゼル(Al Zel)スーク。1901年に作られたこのスークでは、網目のように広がる路地にウードの香りが漂います。
サウジアラビアにはたくさんの近代的なショッピングモールがありますが、ここには手工芸品やホーム アクセサリー、純金のジュエリーが並ぶ店が立ち並び、伝統的なショッピング体験を楽しむことができます。
毎日午後6時には、アンティーク、儀式用の刀、このスークの名の元となった幾何学模様の絨毯などのオークションが行われ、金曜日には中央広場で週の最大のオークションであるハラジ(halaj)が開かれ、多くの人々が集まります。
サウジアラビア渡航が決定してから、インターネットで様々な検索をかけました。
が、調べても調べても確実な情報が出てこない。
しかし、それもそのはずだと訪れてみて実感しました。サウジアラビアは、"今" 変化している国なのです。
数年前まではで映画や公共のコンサートなどの娯楽も制限されていたサウジアラビアで、現在は次々と都市の発展・文化の開放がなされています。
サウジアラビア政府は娯楽産業や観光産業に力を入れています。
SDGsに特化した新しい街をも作ろうとしています。
私が今回実際にサウジアラビアに足を踏み入れてみて思ったことは、サウジアラビアは今、行くべき国だということです。
サウジアラビア政府の計画が円滑に進めば、数年後、数十年後には近代的な街が広がると思います。現時点でも2018年に女性の運転が解禁となり、外国人の服装の規則は緩和(膝と肩が隠れていることが条件)されています。このまま変化がして行けば、もしかしたら近い将来、アバヤ(全身を覆う黒い民族衣装)やヒジャブ(髪を隠すスカーフ)、ニカブ(目元以外を隠す布)をまとう女性たちがカフェで語らう姿やピクニックを楽しむ姿は、見られなくなるかもしれません。
サウジアラビアには、絶景や保存された古代文明、本物のイスラム文化など、行ってみなければ感じることができない見どころが沢山あります!
そんな魅惑いっぱいのアラビアン王国「サウジアラビア」に是非一度足を運んでみてください!