打率3割でOK
アイディアを 100 個出そう、勝率は 3 割あれば OK。
たとえ企画がボツになったとしても、申し込みは0だったとしても、「ついてなかったな、次頑張ろう!」と次の挑戦を歓迎したことで、STWには、「失敗したらどうしよう」という恐れなく、誰もが伸び伸びと挑戦できる雰囲気が文化として根付いています。
その証拠が、1 ⼈も予約にならなかったツアー31,582 本。
尖りすぎた企画や、企画作りの舞台裏を公開します。
船から沈めた檻の中で巨大なホホジロザメを観察する体験。檻を噛み砕こうとする大迫力のシーンを間近で見る非日常的な体験は、きっと受けるに違いない!と思ったが…。
シンプルに怖すぎた。
「とったどー!」で有名なモリ突きをダイビングしながら体験する企画。獲った魚介は海鮮丼へと変身。好奇心も食欲も満たされるハッピーツアーになると期待したが…。
「生きた魚を観たいからダイビングやってるのに、何で突くんだ!」と、ダイバーから叱られた。
モルディブ5泊8日、1人400万円の超豪華ツアー(相場の約8倍)。すべてが最上級の究極の贅沢体験、意外に需要があると思ったが…。
存在を認知されなかった。
(ツアーは価格の低い順表示のため、何十回もスクロールが必要だった)
草創期のK-1四天王のマイク・ベルナルド。南アフリカ共和国の彼の自宅で直々にレッスンを受けるツアーを企画したら、格闘技好きから申し込み殺到のはず!
南アまで行く意味を誰も理解できなかった。
アマゾン川で高さ5mの大波がジャングルをなぎ倒して逆流する「ポロロッカ」現象。サーファーの永遠の憧れ、伝説の波に乗る機会を届けたい!
参加費80万円、15日間の滞在中にポロロッカが必ず発生する保証がなかった。
SUPで優雅に水上散歩をしながら離島に向かい、美しい星空の下でBBQを楽しみ、テントで1泊する企画。日常に疲れた大人を癒すツアーになるはずが…。
SUPを往復10km漕ぎ続け、全身パンパン、まったく癒されなかった。
コロナ以降、円安・燃油高騰・物価高・・・アメリカなんて高すぎて行けない!でもこれってチャンス?!ということで、ドライバー&食材付キャンピングカーの旅を企画。Z世代をターゲットにバズるはず!
どんどん円安進行・・・30万円ポッキリでは実現できず。
STW運営のカレイドロッジから4時間弱でアラスカへ。そこにはサケの遡上を狙った野生のグリズリーベアが生息。欧米人に大人気、1年前でも取れないベアウォッチングツアーをオリジナルルートで自社催行!
クマに精通したスタッフ(社長)より、ここのクマ小さいね。と言われ意気消沈。
インドネシアの秘境、ブナケン国立公園内に宿泊し、目の前の海で世界最高峰のサンゴ礁でダイビングを楽しむ。他社がどこもやっていない今がチャンス!
秘境ゆえのロークオリティ宿。大量の蛾やヤモリとベッドを共にし、一睡もできず断念。
バリ島でインスタでバズっている噂のクリンキンビーチに行くには、フェリーでの移動や何百段もの階段を断崖絶壁から降りなければなりません。しかし、STWなら沖合からバナナボートで楽々アクセス!
3mもの大波が海岸に打ち寄せ、社長も実証実験で泳いでビーチにたどり着いたものの、打ち上げられたセイウチのようになってしまうほど過酷なルートであったため、お蔵入り。
ブータンの山奥で開催される、写真撮影NGで、祭りの詳細を文書に残すことも禁じられている謎の奇祭に参加するツアーを企画。
祭の目的がコンプライアンス的にNG(お面だけをした裸の男性たちが踊りながら男子力を披露するマッチング祭だった)。
モンゴルの大草原を遊牧民族のように縦断するツアーを企画。組み立て式住居(ゲル)で移動したら、遊牧民の生き方を体験できて面白い!
ゲルの組み立て体験は1回で十分。毎日の設営は過酷すぎた。→キャンプ用テントでの移動に変更したらちょっと売れた(一夏で3件)
コロナ中、カンボジアで超安価1匹$1で買えるスッポンの幼体を大量購入。自社ホテル敷地内で養殖→成体にして1匹$30で販売を試みる!
カンボジアでは珍しい台風が襲来し、スッポン全滅・・・。
釣り好きの現地ガイドと行くトンレサップ湖フィッシングツアー!トンレサップ湖の観光も楽しめ、ローカルな雰囲気も感じられる体験型ツアー。アクティブなお客さんに爆売れ必至?!
魚が釣れなさすぎて、釣れたとしても泥臭いナマズなどの癖のある川魚のみで食体験まで至らず・・・。
飛行機で1時間ちょっとの距離を、あえて車移動に。アメリカならではの景色や街を楽しみながら移動してもらおう!
立ち寄る場所のランチが不味すぎた…
こんなにイタリアを充実できるツアーは他にない!現地に長年駐在したスタッフが練りに練って考案したこだわりプラン!
こだわり過ぎて(内容が濃すぎて)良さが伝わらなかった…(絶対満足できるはずなので、まだ諦めていません!By.考案者)
環境保護のため半年間しか入島できないシミラン諸島。極上の海でシュノーケリングを楽しみ、バンガローに宿泊するツアー。視察のため社長と社員が宿泊してみたら…。
バンガローがゴキブリだらけで大パニック。
※日帰りツアーにすることで後日企画化成功。