マルボルク

ポーランド北部のグダニスクから電車で30分ほど行ったところにある街、マルボルク。マルボルクで見逃せない有名観光地といえば、ドイツ騎士団が13世紀に建造した巨大な城にして要塞の役割を果たしたマルボルク城です。聖母マリアの城を意味するマルボルク城は、2012年にトリップアドバイザーの「死ぬまでに行きたい、世界の名城25選」に選出されています。14世紀～15世紀半ばまで、騎士団の政治、経済、宗教の拠点として、重要な役割を果たしましたが、第2次世界大戦で大半が破壊されてしまいました。その後修復され、戦後正式にポーランドの所有となり、1997年にはユネスコの世界遺産に登録されています。広大な敷地は東京ドーム約4個半分におよび、煉瓦造りの建築としても城砦としても世界最大です。広い城内をじっくり見学していると時間がいくらあっても足りません。城の内装、美術品や工芸品はもちろん、常時展示されている琥珀展は、琥珀で作られた彫刻や装飾品など大変貴重なものが数多く並んでいて見逃せないポイントです。