ガラパゴス旅行を低予算で楽しむ○○のコツ! | の旅行記

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ガラパゴス旅行を低予算で楽しむ○○のコツ!

エリア
キト
/
テーマ
自然
時期
2015/4/14~2015/4/20
投稿日
2015/4/28
更新日
2020/4/20
投稿者
佐賀 宏子

世界遺産登録第1号!ガラパゴス諸島は一生に一度は行ってみたい場所…。南米エクアドルの太平洋に浮かぶ島々…日本からは旅行費用も高いです。。
今回はガラパゴス旅行を低予算で楽しむ方法をレポートいたします!
また、ガラパゴスだけではない、エクアドルの魅力をご紹介♪
ガラパゴスの最新ツアー情報はこちらをご覧ください

  • ボゴタ

    今回の旅の前半はボリビアから始まりました。ボリビアのラパスからエクアドルのキトへは、コロンビアのボゴタで乗り継ぎ。同じアンデス山脈の町でも、緑が多く、農業が盛んな国であることが伺えます。

    コロンビアのボゴタといえば、今や南米でも一、二の成長率を誇る都市。アビアンカ航空を始め、多くの航空会社が就航する南米の玄関都市です。
    空港でもお洒落なお店が多い♪ 南米、コロンビアに来たらぜひファンベルデスカフェへ♪

    左:ボゴタ上空
    中:ボゴタ空港
    右:ファンベルデスカフェ

  • 赤道直下の街

    標高2,800mに位置するアンデスの町、キト。ラパスから着くと、暖かく気持ちが良い!標高が高いですが、赤道下にあるため一年中が春のような気候で、“常春の町”と呼ばれます。
    郊外にある赤道記念碑公園を訪れました。季節によって太陽の位置が変わるため、360°方向に対応するキトならではのオブジェなど。。。

    左:赤道記念碑公園
    中:卵が立ちやすい?

  • キトの交通事情

    郊外から市内に向かう途中の道。電車、地下鉄がないキトでは市民の足は専ら車です。資源の少ないエクアドルでは他国からの輸入が多いとの事ですが、高い関税がかけられています。例えば日本から車を輸入するとエクアドルでの購入は倍の価格になるんだそうです!

    それでも、市内は渋滞が絶えず、一般市民にはバスやタクシーが多く利用されています。
    タクシーは、黄色の車体にオレンジナンバープレートがライセンスのあるタクシー。(白地にオレンジのラインのこともある)加えて、毎年更新される緑の番号付ステッカー を貼っていることが正規営業の条件です。停めたタクシーが条件を満たしていなければ、乗らないという選択肢もあり。

    右:道路の様子
    中:道路の様子
    左:タクシー

  • キトの旧市街

    キト観光のメインは、世界遺産にも登録されている旧市街。16世紀スペイン副王領時代の建物の多くがそのまま残っています。坂道に沿って築かれた街は、スペインのそれともまた異なる、重厚さとどこか儚げな雰囲気を醸し出しています。

    キトの夜景とレストラン
    旧市街の坂道を上がり、キトの街を一望するスポットへ。夕暮れの中、徐々に街の明かりが際立ってきます。旧市街の教会や広場の辺りがとても幻想的に照らし出されています。
    この展望スポットはレストランの屋上にあり、食事に訪れるお客様だけが見ることができる眺めです。キトに来たら、ぜひお見逃しなく!
    ※展望レストランは、日曜・月曜日は定休日、また政府関係者の訪問や貸切によりしばしば閉まってしまうこともあり。

    右:キト旧市街/イメージ
    中:キト旧市街/イメージ
    左:夜景レストラン/イメージ

  • キトのナイトライフ

    旅行者がよく利用するホテルは、比較的治安の良い新市街エリアにあります。STWのツアーでも、新市街のホテルを手配します。
    新市街には、レストラン、バーが集まります。南米なので、荷物から片時も注意を離さない、貴重品や服装の管理に気をつけることは必要ですが、新市街エリアならナイトライフも楽しめます。

    右:新市街のホテル一例/イメージ
    中:新市街のホテル一例/イメージ
    左:新市街の中心地

  • 野鳥スポット

    エクアドルでは観光業が主要産業の1つです。ガラパゴスが有名ですが、アンデスやアマゾンの豊かな自然に囲まれています。さらに、ペルーやボリビアに比べて標高が低く、熱帯性の気候であることや、ブラジルやコロンビアに比べて源流に近いアマゾンの自然は、周辺の中南米の国よりも多様性に飛んだ動植物を育んでいます。
    首都のキトから1~2日足を伸ばすだけで、ハチドリやフウキンチョウをはじめとする多くの鳥たちを観察することが出来るんですよ!

    右:ミンド雲霧林の鳥たち/イメージ
    中:ミンド雲霧林の鳥たち/イメージ
    左:ミンド雲霧林の鳥たち/イメージ


  • キトの霧

    エクアドル2日目の朝、今回の旅の目的、ガラパゴスへ向かうため早朝にキト空港へと向かいます。現地で“ネグリーナ”と呼ばれるキト名物の濃霧が視界を遮ります。日本からの航空便はこの霧が発生する夜にキトに到着するスケジュールが多く、しばしばアメリカで立ち往生してしまうことも。ガラパゴス行の航空便は天候によるアクシデントにも備えて、最低でも1日、キトでの予備日を設けることをお勧めしています。

    キト空港に着くと、ガラパゴスに向かう人々が列を作っています。
    入島が厳しく管理されるガラパゴスへは、別の国に渡航するように入国カード(TCTカード)の作成や、生物や種を持ち込まないよう手荷物検査が義務付けられています。
    TCTカードの作成のため、すでに長蛇の列が…。STWの旅では事前にご用意をしています。

    右:濃霧
    中:キト空港

  • ガラパゴス諸島へ!

    いよいよ、太平洋に浮かぶガラパゴス諸島へ♪ 独自の進化を遂げたという、この島にしかいないユニークな動物たちを一目見に、一生に一度は訪れたい場所ではないでしょうか。 

    火山により形成された島々の成り立ちはハワイとよく似ています。生まれた島は徐々に東側へ移動し、諸島の西側の新しい島では現在も火山活動が続いています。ガラパゴス諸島は5つの主要な島、233の小さな島と215の岩から成っており、主要の5島は500~4000㎡の大きさで、現在約3万人の人々が生活しています。
    赤道直下にて年間を通して日差しが厳しいですが、パナマ海流とフンボルト海流の影響で雨が多く暑い雨季(1~5月)と、乾燥して涼しい乾季(6~12月)に分かれています。どのシーズンでも観光が楽しめますが、その時期ならではの動物の行動を見に行くのも、旅の計画の方法の1つです。

    アメリカやヨーロッパの旅行者が多い年末年始、7~8月は1年前などから予約が一杯に。 
    船酔いをするお客様は、波が穏やかな1~5月の旅が良いかも知れません。

  • ツアーに行かないガラパゴス滞在!?

    ガラパゴス諸島では通常、大型~小型のクルーズ船か、ホテルのある島から16人乗りの小型ボートで日帰りで観光するアイランドホッピングのツアーで、正規の資格であるナチュラリストガイドとともに観光します。しかしながら今回はアポイントの都合、ツアーに参加しないガラパゴス訪問となりました。 


    観光業が主要産業のガラパゴスでは、ツアーやホテル代が年々高騰しており、2015年のドル高も相まって日本からは特に高い観光地の1つになっています!


    折角の機会なので、予算重視派でも楽しめる、ガラパゴスの過ごし方をリサーチすることにしました。。。


    予算重視派でも楽しめるガラパゴスツアーはこちら

  • サンタクルス島

    ガラパゴス諸島の中でも最も人口が多く、各クルーズ船、日帰りツアーが多く出発するのが諸島の中心にあるサンタクルス島のプエルトアヨラの町。ホテルも、スタンダードからラグジュアリーまであります。 


    島民は、昔、漁業のためにエクアドル本土から渡ってきた人々で、現在は多くの人々が観光業に従事しています。現在では入島規制のためエクアドル人でも移住は簡単にはできなくなっています。  


    海岸沿いの通りにはホテル、レストラン、カフェ、お土産があり、滞在には困りません。魚市場ではペリカンやアシカの姿を見かけたり、ふと道路に目をやるとウミイグアナの姿が!


    左:プエルトアヨラの町

    中:プエルトアヨラの町

    右:レストラン


    予算重視派でも楽しめるガラパゴスツアーはこちら

  • 自力で楽しむガラパゴス観光①

    サンタクルス島には、絶滅の危機にあるゾウガメの卵を外来の天敵から保護し、孵化して5歳まで育ててから自然に帰すプログラムが行われているチャールズダーウィン研究所があります。

    プエルトアヨラから自力で行ける国立公園のいくつかのポイントに入る際は名前や入場/退出時間を記帳しますが、無料で訪問することが可能です。  

    島民にも人気のトゥルトゥーガベイは、町の西側からアクセス可能です。入口から、波が高い最初のビーチへは、散策路を片道30分。そこからさらに20分でシュノーケリングもできる湾へ行くことができます。散策路ではヨウガントカゲやダーウィンフィンチの姿を見かけ、運が良ければウミイグアナに合えるかも。日差しの弱い朝から半日など、ピクニックが楽しめます♪
    ※日差しが強いので、日焼け止め、サングラス、帽子、水は必携です。シュノーケリング装備は一部のホテルで有料にて貸出あり。 

    プエルトアヨラから自力で行けるもう一つのポイントにラスグリエタスがあります。町の船着場から水上タクシー(US50¢~US$1)で対岸へ渡り、歩いて行ける散策路です。

    左:チャールズダーウィン研究所 
    中:トゥルトゥーガベイ
    右:トゥルトゥーガベイ

  • プエルトアヨラのホテル

    STWの基本プランでご利用いただくスタンダードのホテルは町の中心地にアクセスがよいホテルです。本土と比べて物資が少ないためシンプルですが、清潔でアットホームな雰囲気があります。

    ハネムーンやもう少しゆったりとホテル滞在をご希望の方には、湾に面したスーペリアクラスホテルへのアップグレードがおすすめです。時々、アシカやウミイグアナがホテルの敷地で昼寝をしていることも!

    町から対岸へ渡ったところに位置するフィンチベイエコホテルは、ガラパゴス島でも特別なホテル。目の前には小さなビーチがあり、遊泳も可能です。

    サンタクルス島では海の水を濾過し、シャワーや洗濯の水にしています。過剰なリネン交換を避けたり、エアコンや電気のスイッチはこまめに消したりと、島民の生活と同じように限られた資源の節約を宿泊客に呼びかけています。
    先住の動物たちの生命を脅かさず、島の人々の生活を尊重しながら、特別なこの島の訪問を楽しませてもらう気持ちになります。

    左:スタンダードクラスホテル一例/イメージ
    中:スーペリアクラスホテル一例/イメージ
    右:フィンチベイエコホテル/イメージ

  • サンクリストバル島へ

    諸島内で人口の多いサンタクルス島と、サンクリストバル島、イザベラ島間では移動用の定期船が運行しています。今回の旅ではこの定期船を利用して、サンクリストバル島へ渡ります。1艘に30名ほど乗船。船酔いしないように終始遠くの雲を眺めながら約2時間で到着です。

  • ボランティアプログラム

    今回の旅の目的の一つはサンクリストバル島で活動をしているボランティアプログラムの視察でした。

    観光で人気のガラパゴス諸島ですが、島が発見されてから人間により持ち込まれた外来の動植物により、急速な勢いで在来の植物が脅かされています。また、人間が持ち込んだヤギなどの家畜がさらに在来の植物を減らし、それらの植物を食料にしていた固有の動物たちも、それまでの生き方を失いつつあるのです。

    ハトゥンサチャ組織はガラパゴスを含めたエクアドルの幾つかの地域に7,000haの土地を所有し、動植物の研究を行いながら、世界各地のボランティアを受け入れ、外来種の駆除と在来種の育成を促す活動をしています。

    十数年前に比べ、エクアドル国内やガラパゴスの島民の間でもガラパゴスの特殊な環境を保護する意識が高まってきたのは、こうした組織をはじめとする人々の地道な努力によるものと感じました。

    ガラパゴスの自然に興味を持ったボランティアは学生から社会人まで、1~4週間、長い場合は数ヶ月をサンクリストバル島のジャングルの中で真実のガラパゴスと向き合いながら学び、活動に協力をしています。
    滞在中、幾日かのフリータイムを利用して、サンクリストバル等周辺のツアーに参加する人も多く、長期滞在をするボランティアには滞在費を抑えるメリットにもなっています。 

    左:活動の説明をしてくれたハトゥンサチャのスタッフ
    中:スタッフとともに食事も交代で作ります
    右:世界中から訪れる参加者達との会話も刺激になります。

  • サンクリストバル島

    サンクリストバル島のプエルトバケリソモレノはサンタクルス島のプエルトアヨラよりも小さな町ですが、エクアドル本土までの航空便が運行しています。サンタクルス島ほどのホテルやレストランはありませんが不便ではありません。

    この島のユニークなところは、町の目の前の岩場で多くのアシカが見られること。
    ちょうどこの時期はアシカの赤ちゃんも見ることができました!
    アシカだけでなく、ペリカンもいましたよ〜。そしてふと空を見上げると、ツバメ?ではなく、グンカンドリが悠々と風に乗っています。はあ、スケールが大きい!

    左:サンクリストバル島の港、プエルトバケリソモレノ
    中:プエルトバケリソモレノの町
    右:アシカの姿が♪

  • 自力で楽しむガラパゴス観光②

    サンクリストバル島にも、自分だけでいけるポイントがいくつかあります。

    町外れのインタープリテーションセンターの奥の遊歩道を散策すると、レオンドルミド(キッカーロック)と太平洋を見渡す展望ポイントや、シーズンにはグンカンドリが巣を作るセロティへレタスを訪れることができます。
    プンタカロラのビーチでは、遊泳して過ごす人々のすぐそばにアシカやペリカンが姿を現すことも。

    左:セロティへレタス
    中:グンカンドリが悠々と舞う
    右:プンタカロラのビーチ

  • ガラパゴスは自力で見るか、ツアーで見るか!?

    今回の旅の途中、アメリカの学生やエクアドルの修学旅行生たちの姿をよく見かけました。日本人がグアムやハワイに行くような感覚で、海で泳いだり、ビーチで日光浴をしたりと楽しんでいるようで、そこに少しプラスαでガラパゴス固有の動物たちとの遭遇を楽しむ…そんな予算重視の旅もありかなぁと思いました。 

    しかしやはり、人が暮らす町では動物の本来の姿を見ることはできません。日帰りのアイランドホッピングツアーやクルーズ船のツアーでは、海からでないと上陸ができないポイント、入場者数の制限をして保護をしているポイントを訪れることができます。 

    また、ガラパゴス、エクアドルの自然を専門に解説するナチュラリストガイドの案内は、自然への理解をより深め、旅を充実したものにしてくれるでしょう。
    (日本語のナチュラリストガイドはいませんが、STWでは出発日限定で日本語通訳同行企画を設けることがございます) 

    一生に一度の訪問をご計画中の方には、予算が高くても毎日出発日可能なホテル滞在のアイランドホッピングツアー、または複数の島を効率よく回ることができる隔週出発のクルーズの旅をおすすめいたします! 

    左:アイランドホッピングの船一例/イメージ 
    中:クルーズ船一例/イメージ
    右:人のいない島の動物/イメージ

  • 最後にグアヤキルの町

    ボリビアのラパスに始まった今回の旅はアメリカン航空利用のため、旅の最後はグアヤキルからの出発となりました。 
    (2015年4月現在、デルタ航空、ユナイテッド航空の2社は、キトからの夜発便がありアメリカ1回乗り継ぎで帰国することが可能です。) 

    低地にあり、グアヤス川が流れるグアヤキルの町は古くから貿易港として栄えてきました。キトと比べ商業的な色の濃い町ですが、中心地のカテドラルの目の前のセミナリオ公園には、エクアドルならでは!?のイグアナたちが放し飼いに…。

    グアヤス川沿いに建設された遊歩道マレコン2000では、植物園、シアター、野外ステージ、レストランやカフェが並び、市民の憩いの場になっています。
    2008年に現在の大統領が就任してから、町の治安や人々の暮らしは良くなっているとガイドさん。 

    南米の国ならではのアンバランスさも見えるエクアドルですが、これからもその素晴らしい自然に多くの人が感動できるように、サステイナブルな観光業を確立して行ってほしいと願っています。

    左:セミナリオ公園
    中:マレコン2000
    右:グアヤキルの下町、サンタアナの丘(治安のためガイド同行にて)



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