インスブルック

オーストリア西南部チロル州、アルプス越えの要所ブレンナー峠の街道筋にある街インスブルック。2度のオリンピック開催地としても有名です。古代ローマ以降、常にヨーロッパの東西南北を結ぶ交易の地として栄えてきました。インスブルックとは"イン川に架かる橋"という意味で、1187年頃、街道の難所であったイン川に架けられた橋のもとを中心に発展したことからこう呼ばれるようになったと言われています。旧市街にある皇帝マクシミリアン1世が造らせ、2657枚の金箔を張った黄金の小屋根が有名な他、フェルディナント2世によって改築されルネサンス様式となったアンブラス城、マリア・テレジアが増築した王宮など、今もハプスブルク家繁栄の面影を見ることができます。そしてここでのおすすめはこの街1番の絶景を求めて標高約2,300メートルの山頂を目指すこと！実は旧市街から出ているケーブルカーとロープウェイを使って、誰でも簡単にノルトケッテ連峰からの大パノラマを見ることが出来るのです。アルプスの山々と眼下に広がるインスブルックの街の絶景をその目でぜひご覧ください。