これまでに多くのお客様にダイビングの楽しさを提案してきた私たちですが、未経験の人にとって、まだまだダイビングは敷居が高いのが現状です。ダイビング資格を取得するのにたくさんの費用がかかったり、ダイビングスポットまで通う時間が取れなかったり…。ダイビングの醍醐味を味わうことがないまま、ライセンス取得の段階であきらめてしまう人が多い。そこで、私たちは学校をつくりました。神奈川県にある「三浦 海の学校」は、東京からも電車で通いやすい。また、同時にライセンス指導団体も立ち上げてオリジナルの指導プログラムを用いているため、低価格でライセンスが取得できる。これまでダイビングに躊躇していた方も気軽に始められると好評をいただいています。STWはダイビングのツアーに強みを持った会社です。モルディブやカリブ海の島々など、日本人にはまだなじみのなかったダイビングスポットを発見し、ツアーとしてお届けすることが、私たちの仕事の原点です。ダイビングを、日本中に広めたい。そんな想いが形になったのが、この海の学校なのです。
ダイビングへの想いからスタートしたSTWには、無類の海好きがやってくる。入社時の志望理由を聞くと、「ダイビングをやっている会社だから」という回答も少なくありません。では、ダイビングの何がそこまで私たちを魅了するのか。真っ青な海や、今までに見たことのないような雄大な海中の景色ももちろんあります。しかし、ダイビングを通して仲間をつくり、感動を共有することもまた、ダイビングの大きな魅力の一つです。だから、「三浦 海の学校」をつくる時も、生徒同士がコミュニケーションを取りやすいように考えて設計しています。たとえば食堂は、ただ食事をとるだけの場所ではなく、「コミュニケーションスペース」として活用してもらえるよう、カウンターバーを設置して自然と会話が生まれるような空間になっていたり、同性の生徒で相部屋で過ごしてもらったり、屋外ではバーベキューと楽しめる設備を置いたりと、ダイビングのライセンスが取得できる学校というよりも、そこで新しい仲間に出会えるような場所をつくりたい。そしてライセンス取得さえも、仲間と感動を共有できる“体験”にしてほしい。そんな思いがつまった学校です。
とはいえ、それを実現するためのハードルは、予想以上に高いものでした。まずは場所の選定。東京から電車で通える距離を想定し、海岸沿いを車で走り続けましたが、ただ近いだけではSTWがやるべき学校ではない。実際に潜ってみて海の透明度を調べるなど、“これならばダイビングの楽しさを知ってもらえる”という場所を探し続け、たどり着いたのが三浦半島の油壷湾でした。場所を決めて、施設物件の選定まで話が進んでも、営業の許認可に想定以上に時間がかかってしまうなど、高いハードルを一つひとつクリアして、2013年7月、「海の学校」は開校しました。リーズナブルな価格と立地の良さから、若年層の方や、ブランクのあるペーパーダイバーの方まで、幅広い層の方に、ライセンスの取得を通してダイビングの楽しさが広がっています。ただ、私たちはこれで満足はしていません。旅行先でダイビングをはじめとしたマリンアクティビティーを提供する拠点を、パラオ、グアム、ハワイに次々と立ち上げました。ダイビングを始めるところから、そのあとずっと楽しんでいただくところまですべて私たちがサポートする、その想いは留まるところを知りません。最近では海の楽しさをもっともっと多くの人に知ってほしいと、ダイビングの雑誌の出版も手掛けています。ダイビングの楽しさや喜びを知ってもらい、ダイバー人口が増えれば、旅行会社としてのビジネスの売上にもつながっていく。これら一連の“海”のプロジェクトは、これからさらに大きな可能性を感じるプロジェクトです。
「三浦 海の学校」の詳しい情報は、
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http://ocean-academy.net/miura/
ダイビング専門誌「DIVER」の詳しい情報は、
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https://www.diver-online.com/