「死なないでね」と友人から送り出された新卒が見た、
メキシコ・カンクンのリアル【研修記第1回】
偏見だらけで渡航した僕が恋した、ターコイズブルーの楽園
【第1回】カンクン研修記:1か月滞在して感じたこと
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こんにちは!エスティーワールド新卒1年目の伊尻秀徳です。
私は2025年の4月に入社してすぐ、研修の一環としてメキシコ・カンクンにやってきました。
目的は、カンクンのホテルや観光地を実際に見て、感じて、帰国後にお客様へカンクンの“リアルな”情報をお届けするためです。そして今、滞在から1か月が経ちました。この節目に、ここまでの感動や気づきを共有したいと思い、「旅行記」ならぬ「研修記」として綴ってみます。
カンクンってどんな場所?と気になっている方に、少しでもその魅力が伝わるとうれしいです!
【研修記第1回】「死なないでね」と友人から送り出された新卒が見た、 メキシコ・カンクンのリアル。もくじ
カンクンの第一印象
正直に言うと、エスティーワールドから内定をもらうまで「カンクン」という地名すら知りませんでした。「メキシコ=治安が悪い」というイメージが強く、ハネムーン先として人気だと聞いても、あまりピンとこなかったのが本音です。
この感覚は私の世代では割と共通しているようで、出発前には友人から「死なないでね」なんて冗談まじりの言葉をもらったほど。
でも、この先入観はいつしか期待感へと変わっていったのです。
「実際に行ってみたら、きっと好きになる気がする」
カリブ海の写真を見ていたりするうち、そんな根拠のない確信のようなものまで芽生え始め、未知の土地に触れるワクワク感が胸の奥で静かに膨らんでいきました。
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メキシコシティ上空
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アエロメヒコの機内食
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上空から見たカリブ海
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そして、十数時間の長距離フライトを経て、ついにカンクンに到着。機内ではメキシコ文化の予習として、映画『リメンバー・ミー』を観て気分を高めました。飛行機を降りた瞬間、まず感じたのは、「暑い!!」それはアジアのような蒸し暑さではなく、紫外線が肌に突き刺さるような暑さ。日差しの強さがまったく違うのに驚きました。そして何よりも衝撃だったのが「海の色」。沖縄やセブの海のような透き通った水ももちろん美しいのですが、カンクンの海はまた別格。青と白の絵の具を混ぜたような、鮮やかなターコイズブルーが視界いっぱいに広がっていて、思わず「うわ、これはすごい…」と声が漏れました。写真では見ていたはずなのに、実物は想像をはるかに超えていて、いきなり心を持っていかれました。
カンクンが人気な理由
前述の海の美しさに加え、数々の魅力的なホテル、多彩な観光スポット、そして観光しやすい気候と治安の良さ。
1か月の滞在を通して、カンクンが世界中から愛される理由が少しずつ見えてきました。
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海🌊カンクンの魅力を語るうえで、やはり外せないのが「海の色」です。先ほども触れたように、カリブ海の青さはまさに唯一無二。けれど、実際にその色の理由を知ると、さらにこの海が特別に思えてきます。ホテルゾーンの海は波が高く、その波が砂浜の白い砂を巻き上げることで、カリブ海本来の深い青と白砂の明るさが混ざり合い、あの鮮やかなターコイズブルーが生まれているのです。写真では伝えきれない、目の前に広がる“青の世界”は、何度見ても心を奪われます。
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「でも、透明感のある海も見てみたい」そう思う方もいるでしょう。そんな方には、ホテルゾーンからフェリーで約20分の場所にあるイスラ・ムヘーレスがおすすめです。こちらは波が穏やかで、砂が舞い上がらないため、透明度の高い海をゆったりと楽しむことができます。足元までくっきり見えるほどのクリアな水に、思わず時間を忘れてしまうほど。ちなみに私の一番のお気に入りスポットがこのイスラ・ムヘーレスです。さらに、シュノーケリングやダイビングのツアーに参加すれば、色とりどりの魚たちが泳ぐ絶景ポイントへと案内してくれます。海の中に広がるもうひとつの世界に、きっと誰もが魅了されるはずです。
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ホテル🏨カンクンの魅力を語るうえで、ホテルの存在は欠かせません。この街には、まるでテーマパークのようなオールインクルーシブのリゾートが立ち並び、滞在そのものが旅のハイライトになるような体験を提供してくれます。ホテルのプールサイドにはバーが併設されていて、トロピカルドリンクを片手にのんびり過ごす時間は、まさに非日常。日本人として気になる食事も、心配無用。どのホテルもレストランのラインナップが豊富で、メキシコ料理はもちろん、フレンチやイタリアン、和食まで楽しめるのが嬉しいポイントです。そして何より印象的だったのは、スタッフのホスピタリティ。笑顔での挨拶や、さりげない気配りが心地よく、「またここに戻ってきたい」と思わせてくれる、メキシコ人ならではの温かさがあります。※個人的おすすめホテルは、別で具体的にご紹介予定です。公開までしばらくお待ちを!
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観光スポット🚐海を眺めながらホテルでゆっくり。それだけでも十分に満足できるのがカンクンですが、実はこの場所の魅力はそれだけにとどまりません。周辺には、歴史・自然・文化を感じられる観光スポットが数多くあり、アクティブに動きたい人にもぴったりの場所なんです。たとえば、世界遺産にも登録されているチチェン・イッツァ。マヤ文明の神秘を今に伝えるピラミッドは、実際に目の前に立つと、写真以上の迫力に圧倒されます。遺跡好きでなくても、一度は訪れる価値ありです。また、カンクン周辺にはセノーテと呼ばれる天然の泉が点在していて、透明度の高い水の中で泳ぐ体験はまさに非日常。洞窟のような場所も多く、探検気分も味わえます。さらに、もう少し足を延ばせば、ピンクレイクや、カラフルで「魔法のように美しい村」と称されるバジャドリドにもアクセス可能。どちらも写真映え抜群で、旅の思い出に彩りを添えてくれます。リゾートの枠を超えた、多面的な魅力。それが、カンクンという旅先の本当の姿です!
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気候☀「暑いって言ってたじゃん!」そう思われた方もいるかもしれません。確かに、日中は毎日30度前後、夜も25度ほどと、日焼け止め・サングラス・帽子が欠かせない生活です。でも、実際に過ごしてみると、それほど不快感はないんです。というのも、湿度がそこまで高くなく、常に心地よい風が吹いているから。日差しは強くても、空気がカラッとしているので、思った以上に快適に過ごせます。そして何より嬉しいのが、雨がほとんど降らないこと!観光中に天気を気にしなくていいというのは、想像以上にストレスフリーです。もちろん、雨季(6〜10月頃)にはスコールのような雨が降ることもありますが、長くは続かず、すぐに青空が戻ってくるのがカンクンの特徴。総じて、観光にはぴったりの“リゾート日和”の中で過ごせるんです。
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治安の良さ🚨メキシコへ来る前に最も心配していたのが治安でしたが、実際に滞在してみてその不安はまったくの杞憂でした。カンクンではたとえ夜に女性が一人で歩いていても怖い思いをすることはないと言えます。渡航前は「死なないで」と友人から言われていたもののそれは悪評・ステレオタイプに過ぎず、命の危険はおろかスリもありません。実際私は一度リュックを開けたままバスに乗ってしまったのですが、何も盗られず、しかもそのことを親切に教えてくれたのは現地の方でした。「麻薬カルテル」のイメージが強いメキシコですが、危険なエリアは観光客が立ち入ることのない地域です。観光地はとても安全なので、安心していただいて大丈夫です。
まとめ
正直、出発前は「メキシコ=治安が悪い」というイメージが強く、カンクンという地名すら知らなかった私。
でも、実際に足を運んでみると、その先入観は気持ちよく裏切られました。
唯一無二のターコイズブルーの海、滞在そのものが特別になるホテル、歴史と自然が織りなす観光スポット、そして旅を後押ししてくれる気候と治安の良さ。どれもが想像以上でした。
ハネムーンにしかおすすめできないのでは、と考えていたけれど、実際はアクティブ派も魅了するような、幅のある旅先。のんびりしたい人にも、動き回りたい人にも、それぞれの“理想の時間”をくれる場所です。
今後は、カンクンのおすすめホテルや観光スポットの詳しい紹介、実際の生活に関するQ&A記事も順次公開予定です。これから訪れる方の参考になれば嬉しいです。
それでは!
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