秘境トラン・ハイ島 エメラルドの洞窟に行ってきました! | タイビーチの旅行記

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秘境トラン・ハイ島 エメラルドの洞窟に行ってきました!

エリア
トラン
/タイビーチ
テーマ
自然
時期
2006/5/03~2006/5
投稿日
2006/5/17
更新日
2020/7/24
投稿者
エスティワールドスタッフ

2006年 5月 タイ南部の町トランを経由して、秘島ハイ島に滞在☆ また知る人ぞ知る幻の洞窟、エメラルドの洞窟ツアーに参加しました! みなさんトランって聞いた事ありますか?トランとはタイ南部に位置する豊かな自然と、素朴な街並み、近隣には美しい島々が浮かぶまだまだ知名度が高いとは言い難い秘境と言えるでしょう。トランの中心地は、もともと商業都市として発展してきたせいか、数々の店が軒を連ね、おしゃれなカフェも点在するような意外にも整った街並みです。 バンコクからは鉄道では十数時間かかる長旅になりますが飛行機ではバンコクから1時間半程度。今回はオフシーズンとあってか、トランまでの飛行機が運休のため、クラビ空港から車で3時間ほどかけてトランに行く事にしました。 クラビ空港からトランまでの道は舗装はしっかりされてますし、道は安定しています。周辺の景色はゴムやパイナップルのプランテーション林が見られました。タイ南部はマレーシアにも近くなればなる程、宗教色が強くなり、イスラム系の人々が住む家屋も車窓から眺める事が出来ました。 クラビ空港から3時間程度でトランのメインビーチ「パークメンビーチ」に到着。パークメンビーチは、ローカルの方々の人気ビーチの様で、美しくながーく続く白砂のビーチ沿いには、海の家のような感じの出店が並びます。 

  • ハイ島へ 1

    (写真:左)   鉄道駅にて
    (写真:中央) ハイ島が見えて来ました
    (写真:右)   ハイ島

  • ハイ島 1

    ビーチのはずれには、旅行会社らしき建物が数件並んでいました。そこで私たちはその日宿泊する離島のリゾートを選ぶ事にしました。旅に出る前、どの島に宿泊しようか調べた結果、「ハイ島」が一番美しく雨季でもリゾートがCLOSEしないという情報がありましたので、その情報を信じてハイ島の「タプワリンリゾート」という新しいリゾートに決めました。
    パークメンから船で40分位で、ハイ島が見えてきました。宿泊施設以外、なーんにも無い 背後にはワイルドなジャングルが広がる想像以上に大きな島です。想像してたより美しいビーチでなんだかどきどきです!
    そういえばこの近く(とってももっとマレーシアよりの南部みたいですが)の島で過去に「サバイバー」の撮影が行われたとのことを聞きました。サバイバーとはアメリカ発祥の人気番組で、とにかくなんにもない秘境で、文明の器具に頼らずだれが最後までリタイアせずに生き残るか という参加型の番組です。このハイ島を見てなんだかサバイバーを思い出してしまいました。ワクワクするんだけどなんか怖いような!? 
     
    (写真:左) タプワリンリゾート
    (写真:右) タプワリンのコテージ

  • ハイ島 2

    (写真:左) ハイ島の美しいビーチ
    (写真:右) 美しい夕日

  • エメラルドの洞窟 1

    ハイ島滞在2日目:エメラルドの洞窟(モラコット洞窟)、クラダーン島、その他シュノーケリングポイントを巡るオプショナルツアーに参加しました。私の参加したツアーは、8割がタイ人、あとはマレーシア人と中国人の参加者のようでした。日本人は私たちだけ、しかも英語はまったくもって通じません☆それでも参加したみなさんは日本人が珍しいのか、ジェスチャーで話かけてくれます。
    はじめは、タイ語でガンガン話しかけられたのですがまったく理解できずに言葉が通じなくてあせりましたが、とにかく陽気なタイ人たちは逆に開き直って、そのままタイ語とジェスチャーで色々と説明をしてくれました。
    まずはじめにハイ島から約30分くらいのところの無人島近くのシュノーケリングポイントです。
     
    (写真:左) ちょっと気持ち悪いくらい魚がいます
    (写真:右) 地形も独特です

  • エメラルドの洞窟 2

    (写真:左:右) 光の加減で色が変わる不思議な海

  • エメラルドの洞窟 3

    モラコット洞窟とは、ヨーロッパでいう青の洞窟を同じく、狭ーい入り口を頭すれすれでボートではいっていくと暗闇の中に照らし出された海が美しいエメラルドで輝くと言われる幻のスポットと言われています。
    このモラコット洞窟は、オフシーズンですとやっぱり波の状況で入り口から船で入っていくのはきつそうです。私達以外にヨーロピアンがたくさん乗ったオプショナルツアーで来た船は入り口付近で様子をみてから、洞窟に入らず帰っていったみたいです。

    船上から見た洞窟の入り口はあまりにも小さく、なんだか私たちも入らずに帰るのでは・・・・と不安に思っていたら!!!
    私たちのツアーのインストラクターさんは、みんなライフジャケットを装着し、まず海へドボン、そして一列に並び前の人の方をしっかりつかんで!!と言われました。もちろんそこは結構な深さのある、底の見えない海です。そこでまずみんな立ち泳ぎの状態で一列にならびました。そして、そのまま一列に真っ暗な洞窟へ入っていきました。小学生ぐらいのタイ人の子供もいるのにな~~・・・・
     
    (写真:左) 洞窟を抜けたところ
    (写真:右) 言葉は通じないけれど


  • エメラルドの洞窟 4

    入り口は狭いけれど中に入るとかなり大規模な洞窟です。出口までは100メートル前後ありますし、かなりくねくね曲がったつくりになっています。中に入ると光は一切なく、インストラクターが照らすライトで時々見える天井には真っ白な鍾乳洞が見えました。
    印象的だったのは洞窟内の音です。出入り口が小さく遮断された空間だからなのか波の音がものすごく低音で耳に重く響くんです。なんかおばけやしきのBGMみたいな感じです。タイ人の子供達は楽しくてキャーキャーさわいでました。心配性の日本人だったら、きっとこんなスリリングなツアーに、親が参加させないですよね!?たくましいな~!楽しいな~!
    という感じで洞窟を進んでいくと出口が見えてきました。洞窟を出ると外部からはどうやっても入る事が出来ない完全に遮断された陸地にたどりつきます。これで万が一天候か急変したら洞窟を通らないと外に出れないですし、ここでキャンプすることになるんだろーなーと、結構ゾクっとしてしまいます。 
     
    (写真:左) クラダーン島ビーチ
    (写真:右) クラダーン島ビーチ

  • あとがき

    ハイ島はビーチから近隣の島が見え、ビーチを眺めながら何もしないでゆっくり過ごせるとっても素敵な島でした。いくつかしっかりとしたリゾートも出来ていますが、今回宿泊したタプワリンもシャワーは水シャワー。あくまで必要最低限の設備です。ですが、レストランもバーもあり、スタッフの対応もとってもしっかりしていました。

    クラビ周辺や、トラン周辺の海は決して透明な海ではありません。ですがそれはよどんで汚れているのではなく、この地ならではの独特の自然から生まれた色なのだそうです。ビーチからちょっと船で行けばシュノーケリングスポットや、ダイビングスポットがたくさんあります。
    遠めで深い緑の海でも実際に潜ってみると、違う世界が広がっていました。石灰岸の切り立った岩や、洞窟、滝、などなど見所満載のタイ南部のビーチは、まだまだ知られざる魅力を秘めている事を感じました。次回は是非鉄道で訪れたいなと思います。バスから見た風景の中で、クラビからトランまでの鉄道の線路がみえましたが、きっと素晴らしい景色なんだろうなと思いました。
     
    (写真:左)   夕方にはハイ島に戻りました
    (写真:中央) ゆったり過ごせます
    (写真:右)   コテージの中