★パプアニューギニア(ゴロカ編)★ | パプアニューギニアの旅行記

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★パプアニューギニア(ゴロカ編)★

エリア
パプアニューギニア
/パプアニューギニア
テーマ
ご当地体験
時期
2009/8/29~2009/8/29
投稿日
2009/9/26
更新日
2020/1/31
投稿者
本社スタッフ

パプアニューギニアの中でも有名なハイランド地方「ゴロカ」観光記です♪ 「パプアニューギニアの良さはハイランド地方に在り」 (パプアニューギニア専門の手配先の方・談)と言われる程、独特の伝統文化が今もなお存在しています。 人が多くて賑わっており、とにかく濃い文化があり衝撃的でとても面白い! トップの画像はゴロカ名物:マッドマンです。 なんやこれ!って感じですし、見た目は怖いですよね・・・・。 でも、動きがスロ~~~で愉快で、なんだか憎めないんですよ。 詳しくは後ほど!

  • ★ゴロカの町/ビルム★

    これはパプアニューギニアで使われている伝統的な編み物のバッグ「ビルム」です。
    ゴロカでは特に色々な種類のビルムがたくさん売られており、町には、どこまで続くんや!というくらい、ずら~とビルムがつらさがっています。
    ビルムは町の人も村の人もみーんな使っています。肩からななめがけしたり、おでこに持ち手を引っかけたりしています。家の中でもビルムをおでこにかけている程で、体の一部という印象でした。
    デザインは豊富で、色鮮やかな毛糸で作られたものや、伝統的な木からとった繊維で編んだもの、鳥の羽をつけた斬新なものまであります。毎年流行があるらしいです。大きさにもよりますが、値段は大体1600円~2000円くらい。右の写真は、なぜかトヨタ。

  • ☆グルポカ山ハイキング☆

    グルポカ山ハイキングへ。
    村の伝統的な格好をしたおじさんが案内して下さいました。シマウマみたいなペイントですね。団体さんでなくて2名様参加でもこのような格好をして迎えて下さるそうです。
    ハイキングは往復1時間程度。道は勾配がありますが歩きやすいので安心です。
    綺麗な景色を見下ろしながら、周囲の畑や珍しい植物を観察しつつ、楽しく上ります。
     
    ●気候について:湿度がないので過ごしやすいです。晴れれば日差しはありますが、爽やかなので、ハイキングに適した気候だと思います。朝晩は冷えますので、長袖は持っていきましょう。
    ●観光は、車で手軽に行けるものや、簡単なハイキング、本格的なハイキング・トレッキングなど様々。これからご紹介する人気の観光は、普通に運動靴にジーンズ&リュックで大丈夫なので、普段から歩き慣れていない人でも大丈夫です。

  • ☆道中☆

    写真左・・・コーヒーの木になっていたコーヒーの実
    写真中央・・・可愛いお花
    写真右・・・洗濯物を干しているところ。パプアニューギニアの人は川などで洗った洗濯物を土の上で乾かすことがあるそうです。せっかく洗って綺麗になったのにまた汚れちゃうよ~と思うのですが、土は汚れる事のうちに入らないのでしょうか?

    パプアニューギニアの山や村を歩くと、野菜や果物の成り立ちが分かります。バナナはどう生えているのか、コーヒーは何から出来ているのか、を見て学ぶことが出来、久々の生物の授業のようです。また、普段口にしている野菜も果物も、本当に土から生えて出来た自然の産物なんだなぁ・・・と感じたりもします。

  • ☆洞窟☆

    洞窟到着。
    葉っぱが洞窟に入る為の鍵となります。
    このようにかざして入る為の儀式を行います。
    入り口は狭いので岩の間をくぐり抜けるようにして入ります。
    洞窟の中は天井が高く、縦に大きな亀裂があり、奥にも空間があります。
    梯子を上って地上へ出ると・・・

  • ☆頂上☆

    頂上です。
    爽快!

  • ●衝撃のゴーストダンス●

    その後、山を少しおり、ふもとの村へ。
    ゴーストダンス(モコモコダンス)を見ました。

    体と体には白と黒のペイント、腰にはわらのようなもので作った”まわし”のようなもの、両手には槍のようなものを持っています。 
    隊長(?)がモコ!
    と掛け声をあげて進む先を槍で指すと
    他の6人がモーコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコモコ・・・・・・・と言いつつ、
    上下に小刻みに揺れながら(というか腰を振りながら)、整列した状態で後を追います。

     やばいやばい自分の方に近づいてくる・・・・!!!というプチ恐怖も楽しいかも?
    観客サービス(?)で左の写真くらい接近されますから。

    ちなみに、「モコ」の意味は私の口からは言えません。

  • ☆アサロ村へ☆

    さて次はマッドマンで有名なアサロ村へ。
    このあたりのお家は、高床式のマダン地方とはまた違った形。
    村長さんや村長さんの奥さん、村の方々がお家の中や村の畑を案内して下さいました。
    村長さんの奥さんは、写真を撮ると言ったらわざわざ上着を脱いで、ワンピース姿で立ってくれました。
    右の写真はコーヒー豆を干しているところです。

  • ☆マッドマンダンス☆

    そして、お待ちかねの「マッドマンダンス」!!
    土で作られた大きなかぶり物をつけ、体に泥を塗ったマッドマン達が登場。
    ゆーっくりゆーっくりとした動きで、こちらに近づいてきます。終始無音です。

    弓を構えたマッドマンが接近してきた時はドキドキしましたが、
    怖いかと思いきや、よーく見ると愛嬌がある・・・

    手に持った葉っぱをひらひらさせたマッドマンや、豚に似たかぶりもののマッドマン、ふふふ・・・杖をついたお爺さんマッドマンまでいます!!

    ~マッドマンの由来~
    昔、弱かった村の人々は、村同士の戦いの際、逃げてばかりいたそうです。ある時、逃げている途中、沼に落ちて上がってきた村人を見た敵は、自分が殺した人の亡霊が出たと思って逃げて行ったとのこと。それ以来、村の人は泥を塗って敵を驚かせ、追い払ったそうです。

  • ☆アフターマッドマン☆

    マッドマンダンスの舞台裏♪
    マッドマンの正体は、村の子供達やハンサムな青年、おじさんたちでした。
    希望者にはマッドマンのマスクを被らせて貰えます。
    首が折れるんじゃないかって程、重いです。これを被って動くのは大変でしょう・・・。

     

  • ☆ムームーランチ☆

    マッドマンダンスを楽しんでいる間に、
    「ムームーランチ」が出来上がりました。
    地面の穴の中でバナナの葉でくるんで、鶏肉や芋類を蒸し焼きにした伝統料理です。
    ほふほふして素材の美味しさがまるのまま出た味は、芋好きにはたまりません。
     

  • ☆ホテル☆

    今回ゴロカでは「バードオブパラダイス」というホテルに泊まりました。
    よく、パプアニューギニアってちゃんとしたホテルあるの???なんて聞かれますが、ちゃんとして綺麗ですよ。右側の部屋の写真は、散らかってますし上手く撮れていないのですが、お部屋は広さも十分にあり、バスタブ&シャワーもありました。
    土地柄、1日数回停電しますが、ホテルは自家発電を持っているので、数十秒で電気が復活します。

  • ☆PNGジャパンさんにおまかせ☆

    ホテル「バードオブパラダイス」の中には、現地のオペレーターさん『PNGジャパン』さんの事務所があるので安心☆日本人の女性スタッフさんや現地の日本語スタッフの方々がいらっしゃります。
    私はゴロカで体調を崩し、スタッフの方々に大変お世話になりました。
    知らない土地で、日本人のスタッフの方がいるのは心強いことなんだ・・・と実感しました。
    事務所にはお土産も売っています♪マッドマンの置物やポストカード、コーヒーなど♪
    パプアニューギニアは意外と物価が安くなく、他の地元のお店ではなく、この事務所のおみやげが一番安いのです・・・。

    あ、ゴロカのブルーマウンテンはめちゃめちゃ美味しいですよ。素朴なのにまろやかで品があって、とても風味が良いのでございます。あまりに風味が良いので、ミルクを入れるのは勿体なく、ブラックで飲むのがお勧めです。

  • ☆最後に☆

    パプアニューギニアでの滞在も数日を終え、最初は物珍しかった村の風景にも慣れて来た頃、ふと、「あー昔は、こうやって、植物を育てて収穫し、狩りをし、寝て、人々と過ごしてたんだよなぁ」という、懐かしい感覚が沸き起こりました。
    もちろん、私が生まれた時には既に地面はアスファルトだったし、食材もスーパーで買っていたのですが、懐かしいという感覚が生まれたのは、なんだか太古にあった人間の本能的な感覚がパプアニューギニアの自然の中でよみがえったのかなぁ・・・と思います。

    地上最後の秘境と呼ばれ、プリミティブな香りの残る国。
    そこを訪れた時、自分は何を感じて、何を思うのか・・・。
    多かれ少なかれ、そこには既存の概念を揺るがす出会いがあるはずです。