天国に一番近い島、青い海、プチフランス・・・・・・・・・・・・ニューカレドニアのイメージといえばこんな感じですが、皆さんご存知ですか?ヌメア市内から車で約1時間少々走っただけで、ダイナミックな赤土の大地が広がる「リビエルブルー州立公園」という場所があるのです! そこは太古の森の雰囲気を今に留めている、ニューカレドニアとは信じがたいところ・・・。 エス・ティー・ワールドのビーチファクトリースタッフでありながら、海よりも山が大好きなワタクシが力を込めておすすめするニューカレドニアの知られざるスポットをご紹介いたします!!
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リビエルブルー州立公園は、約15,900ヘクタール(東京ドーム約1万個分)の広さのひじょ~~に広大な自然保護区で、ニューカレドニア固有の植物が多く生息する貴重なエリアです。
これまでに発見された固有種は3,200種以上にのぼり、野生のランや大型のシダ植物、食虫植物など珍しい植物をたくさん見ることができます。
また、ニューカレドニアの国鳥「カグー」の保護区としても有名で、高い確率で野生のカグーに出会えることができます。(私もちょろりと様子伺いに現れたカグー君(ちゃん?)に会うことができました!)
オプショナルツアーで観光する場合は専用車で観光するエリアを巡りますが、他にハイキングコースもあります。「ジャイアント・フープ」という異種の樹木が一体となった不思議な巨木を目指すコースで、樹木マニアの私にはたまらないコースです!
(ただし、前日に雨などが降ると足元が非常に滑りやすくなるためハイキングコースは閉鎖されてしまいます・・・・かくいう私も、ハイキングコースを歩きたいがために訪れたのですが、閉鎖されていたために泣く泣く車で巡るコースを観光しました・・・・)
(写真左)いろいろな植物を目にします。
(写真中央)食虫植物の一種。わかりやすい見た目・・・・
(写真右)イラストですがこれがカグー。ホンモノはすぐに逃げてしまい写真に収められず・・・
あいにくハイキングコースは閉鎖中とのことで、通常ツアーで訪れる「グランドカオリ」コースへ。
(ちなみに、このコースもグランドカオリという樹齢1000年の巨木に出会えるステキなコースです。樹木マニアの皆様、ご安心ください←あれ、そんな人いませんかね・・・・?)
赤土の緑豊かな公園を車で進み、第1ポイントのペリニョン橋へ。
この橋は2003年に台風の影響で壊れたままなので車が通行禁止となっており、ここは歩いて渡ります。
(ご安心あれ、人が渡る分にはなんの問題もありません・・・・^^;)
橋の周囲をぐるりと囲むのは、シーン・・・と静まりかえったヤテ湖。早朝なのでだれもおらず完璧な静寂の中を歩くのはとても気持ちが良かったです。
橋を渡ってからはふたたび車に乗り、森の中へ進んで行きます。
このコースは大きな移動は車なので、ご年配の方や歩くのがおっくうな方(^^;)でも大丈夫!気軽に楽しむことができます。
[写真左]公園入り口の案内看板でコースチェック
[写真中央]グランドカオリコースに入るペリニョン橋周辺の景色。周辺は静寂に包まれ神秘的な湖。
[写真右]ペリニョン橋。車は通れないので歩いて渡ります。アドベンチャー気分が高まる・・・・!
しばらく車で進むと、湖面から枯れ木がニョキニョキと突き出ている不思議な景色が見えてきます。
ここは「沈める森」と呼ばれているポイントです。
公園内の湖・ヤテ湖は実は人工湖で、湖が造られたときの影響でもともとあったニューカレドニア固有の木・ニアウリの森が水中に埋もれて出来たものです。
水に埋まり、葉はすべて落ちてしまいましたが、ニアウリは強い殺菌力を持つため、幹は腐らず枯れたままで残り、この景観となったとのこと。
朝もやの中、波もなく鏡のようになった湖面に映される枯れ木の数々・・・幻想的な、ちょっと怖い感じがしました。
自然のかたちを無理やり変えようとする人間たちへの、自然からの無言のメッセージと感じてしまうのは私だけでしょうか・・・?
(写真左)鏡のような湖面に枯れ木が映し出され、不思議な光景
(写真右)人間って・・・・っと、感慨にふけてみる
さらに奥にすすむと、お待たせしました!いよいよグランドカオリが待つポイントへ!!
グランドカオリは高さ40m、幹の直径が2.7mもある樹齢1000年の巨木です。まさに森の守り神の風格!!
(だれよりもテンションMAX!!!)
グランドカオリの周辺はシダ類が自生するエリアで、ゆっくり歩けば30分くらいの小道を散策できます。
見上げれば首が痛くなるほど、高くたか~くそびえる木を見ると、人間ってちっさな存在だなあ・・・と思います。
やっぱり、自然はすごい!巨木はすごい!!
公園内には公園の名前にもなっている「リビエル・ブルー」や「リビエル・ブラン」など川も多く流れています。
う~ん、マイナスイオンに癒されます!!
リビエル(川)ブルー(青い)は、名前の通り緑や青に見える川で、それは川底を形成する翡翠(ヒスイ)やコバルトなど鉱石の色であるそうです。
ちなみに翡翠は私の大好きな鉱石!
地元のひとは週末よく家族で川べりバーベキューやカヌー遊びを楽しむのだとか。
公園入り口よりにヤテ湖を望む見晴らし台があります。
景色はまさにジュラシックな太古の昔を思わせる大自然のスケールです。
イマジネーションを膨らまし、恐竜たちが歩いていたり空を舞う姿を想像してもぴったりくる景色に感動!!
もちろん脳内テーマ音楽はジュラシックパークのテーマ!
パンパーン、パンパーン、パパパーンパ・パンパンパーン・・・
リビエルブルー州立公園より、車で約30分ほど行ったところに「マドレーヌの滝」があります。
この周辺もニューカレドニアの固有植物の宝庫で、川沿いを歩くハイキングコースなどが楽しめます。
また、ヌメアに戻る途中のモンドール山には、ニューカレドニアのミネラルウォーターとして有名な「モンドールの源泉」があります。地元の人々が水を汲みに大勢やってきておりました。
(写真左)マドレーヌの滝
(写真中央)モンドールの源泉。けっこう皆がっつり汲んでます
(写真右)ちょっくら失礼して・・・おいしかったですよ
いかがでしたか?こんなニューカレドニアのもうひとつの顔は?
州立公園にいたるまでの道のりも「ここはニューカレ?」と思ってしまう景色が楽しめます。
涼しいのがちょうどいい!!海だけじゃなく山や緑が楽しめるニューカレドニア!いろいろと楽しみたい欲張りな方には、きっとご満足いただける旅行先ですよ♪
これを機に、ニューカレドニアにご興味をもっていただければ幸いです☆
山好き&巨木好きもあつまれ~~っ!!