世界の絶景にも選ばれるイタリア、ランペドゥーザ島に行ってきました。ここはマルタ共和国よりも南、シチリアから220kmアフリカ寄り、アフリカのチュニジアから東に120kmとヨーロッパの中で最南端に位置する島です。
海があまりにもきれいでボートが宙に浮いているように見える「フライングボート」を見にきたのですが残念ながら時期早すぎ、しかもイースターということもあり観光客はいない、ボート会社は家族で過ごすためにお休み・・・ということで残念ながら見ることはできませんでした。しかし、素晴らしい海を見れただけでも感動、感謝です。検索してもほとんど情報のないランペドゥーザ島3日間の旅日記をご案内いたします。
往路はローマからシチリアのパレルモ経由、復路はカターニャ経由でフライトを予約しました。夏になるとローマからアリタリア航空はじめいくつかの航空会社がローマ、ランペドゥーザ間の直行便が飛ぶのでアクセスが便利になります。
でもこの機会に世界遺産のアラブ・ノルマン様式のパレルモに立ち寄ってみたり、海好きにはカターニアでグランブルーの舞台になったタオルミーナに立ち寄ってもいいかもしれません。
遅延もなくランペドゥーザ島に到着すると今回お世話になるリゾート「O’SCIA
HOTEL」の優しそうなおじさんが空港で待ってました。私以外もう1組のお客様を乗せてわずか7、8分でホテルに到着。空港からホテルまで近いのは楽でうれしいですね。
ラビットビーチまで行くバス停までわずか3分、そして街中にも近いこのホテルは立地的に素晴らしい場所です。一番近いビーチ「Guitgiaビーチ」も徒歩で10分もかからず、夜は街中のレストランにも5分~10分で行けてしまいます。ただし、このホテルだけではありませんが島のインフラはまだまだ不十分なためシャワーの勢いが弱かったり水の供給が悪いためにバスタブがないなど、部屋の設備は十分に至ってないのが現状です。
この島は5ッ星といった高級リゾートがありませんのでホテルライフを楽しみたい方はオススメできませんね。寝れれば良い、細かいことは気にしない、とにかく海が好きで絶景が見たいという旅人にオススメです。ホテルリゾート&イタリアビーチを楽しみたいならばカプリ、イスキアあたりがオススメかな?と思いました。
ホテルから裏の階段駆け上がりわずか3分でバス停。時刻表を見ると「おいおい、1時間に1本か!」まあ焦っても仕方がないので待ってみることに。
バス停で降りると・・・いきなり羊の放牧、羊の向こうには確かに「CALA CRETA」の文字が・・・。どこだここは?モンゴルみたいだぞ。羊飼いは本当にイタリア人なのか?といきなりタイムスリップした感じを味わいながらてくてくとビーチへ。このノスタルジック感と一人旅の孤独さがマッチして「こんなところまで来てしまった・・・」と郷愁に浸れるのもなんとなく良いです。
ここはシチリアタイムなのか?レストランは20時スタートが多く、どこも予約をしていないためオープン直後にレストラン探し。メイン通りのローマ通りを歩いていると呼び込みスタッフに誘われたのがここ「トラットリア・ペスケリア・アズッラ」。ローマでは呼び込みレストランを避けているものの、まあ雰囲気良さそうだからいいやと思い入店。
2日目、期待を寄せてラビットビーチへ。しかしながら朝から曇り・・・しかも雨が降りそう。仕方がないので午前はホテルでのんびりして、近くのお店で昼食のパニーノを買い、いざ12時のバスでGO!!とバス停で待っていると・・・一台の車が目の前に止まり、「今日はイースターだからバスは運休だよ」えっ?!。国際免許を忘れてきてスクーター使えないし、街中にはレンタルサイクルもなかったし・・・いろいろ考えた挙句、グーグルマップで距離を見たところ街から6キロ・・・仕方がない、歩くか・・・これなら夕食が美味しいこと間違いなしと前向きに歩きました。
標識のある入口からてくてく野道を下ること10分、す、す、すごい、感動の海が見えてきました。なるほどこれがラビット島か・・・と思ったところ、あれ?船がない、どこにもない!イースターのせいか?時期はずれでまだ寒いからか?どこにもないため肝心の「フライングボート」が見れませんでした。唯一浮いているカモメがちょっとばかり宙に浮いている感じでした。残念でしたがこんなにきれいな海を見れるならば幸せです。
ビーチへ下りてみると何人か日光浴を楽しむ人たちがいました。(ビーチは自分だけのものではなかった・・・)ちょうどお昼なので持参したパニーノをほお張り、あとはのんびり小説を読みながら日光浴。のんびりとイタリアンな休日を満喫。水着にもなったのですがまだ水が冷たくて泳げませんでした。気合の入っているイタリア人はバシャバシャ泳いでましたが我慢できなかったのか?すぐにあがってきてはビーチで寝転んでいました。
ラビット・ビーチの往復で12キロ、ランチはパニーノのみでしたのでお腹はペコペコ。がっつり海鮮のパスタを食べたく、またもやふらっとローマ通りそばのお店に入ってみました。お店の名前は「ラ・カンブーサ」、船の貯蔵庫という意味のようです。やはり海鮮系のトラットリアは日本人にはうれしいですね。
DAY3はランペドゥーザからローマへ戻る日。お昼のフライトなので午前中、街をフラフラしていると、見晴らしの良い高台に建つ「NAUTIC HOTEL」を見つけました。
いかがでしたか?ランペドゥーザは?今回は時期外れということもあり「フライングボート」は見れませんでしたが天気もよく人の少ないのんびりとしたランペドゥーザライフが味わえました。