フランスで最も美しい村~サン・シルク・ラポピー~を訪ねたのち、ローカル特急を3本乗り継ぎ、ブルターニュ地方の中心都市ナントへ
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突然で恐縮ですが、フランスという国は典型的な都市一極集中の国と言われます。早い話が「首都パリ以外は全部いなか」…いやいやリヨンは?マルセイユは?という声が聞こえてきそうですが、ことにフランス鉄道、特にTGVに関しては、まさに「パリ一極集中状態」なのです。
今回フランス南西部、トゥールーズ近郊のカオールという街から、同じ南西部、大西洋岸に近いナントへ移動するスケジュールを立てました。電車のスケジュールを検索するのに、フランス鉄道SNCFのサイトを使います。10月6日の午後、Cahors発、Nantes着で検索、すると出てくる結果が…
Cahors→(TGV)→Paris(乗換)Paris→(TGV)→Nantes
言ってみれば、仙台から新潟に移動するのに、新幹線で一旦東京(大宮)まで戻ってから乗り変えなさいよ、と言われているのと同じこと?
実はこういうことはこれに限ったことではなく、フランスの至る所で見られます。至る所に見られるのですが、TGVのビジネスライクな移動よりも、少し時間がかかっても最短距離をローカル列車で行きたい!と思うのは何も私だけではないと思います。そして先ほどのサイトを検索しなおした結果このようなルートを見つけることができました。
Cahors→(IC全席指定)→Montauban
Montauban→(IC全席指定)→Bordeaux Saint-Jean
Bordeaux→(IC自由席)→Nantes
嬉しいことに全部TGVではないローカルのIC特急で移動できるではありませんか。TGVでもTERでもないICの3連発で。そして実際前の2本の列車の指定券を発行してもらい、こちらの列車でナントへ移動いたしました。
写真左:カオール~モントバンのIC
写真中:モントバン~ボルドーのIC
写真右:ボルドー~ナントのIC
ナントはフランス人が最も住みたい街ナンバー1だそうです。生活のしやすさの中で、公共交通機関の充実という点も大いに寄与しているように感じます。そしてここナントでは、市内の交通機関のチケットを、自らのスマホにダウンロードできるサービスを提供しています。
最近は日本でもSuicaやPASMOなどに、市内バス1日乗車券をダウンロードして使えるタイプが増えてきているようですが、このナントの試みは、IC乗車券を別途用意することなく、自分のスマホにそのまま乗車券をダウンロードするサービスで、勿論フランス初の試みかと思います。私も早速試してみました。
まずスマホにナント公共交通機関TANのアプリをダウンロードする
アプリの中の「mTicket」を選択する
欲しい乗車券(例えば24時間有効券)を選択する
クレジットカード情報を入力してそのまま決済する。この時にセキュリティコードの入力を求められましたので、VISAであればV-PASSの事前登録が必要です。
ダウンロード完了。最初の乗車の時に「利用開始」を押すと、その時点から24時間有効のチケットになる。バスに乗る場合は運転手に画面を見せればOK。トラムは何もしないで乗れてしまいますが、検札が来た時に「Ticket Connrol」のボタンを押すとQRコードが表示されますので、それを検札官に提示すればOKです。
ナントには21:30過ぎに到着、駅前のアパルトマンタイプのホテルに荷物を置いて、先ほどダウンロードしたバストラム24時間券を有効にしてバスに乗り、市内中心部へ。中心の停留所はCommerceという名前なのですが、何とも活気が感じられません。何故なのかわからないまま、ブルターニュの塔を目指して行くと、これも閉まっています。(ブルターニュの塔の中のLe Nidというバーで簡単な夕食を取ろうと思っていました…ここは通常25:00まで営業しているハズ…)どうもナントという街は、月曜休業のところが多いようで、Le Nidについては翌火曜もお休みでございました。夕食は諦めそのままホテルへ。
翌日は少し雨模様の朝を迎えました。駅の中のカフェで簡単な朝食を取ってからバスに乗って、ロワール川を渡ります。目指す目的地はちょうどロワール川の中洲とも言えるナント島~Ile de Nantesにあります。
~Les Machines de L'île~
機械仕掛けの巨大な象に乗ることのできるアトラクション
海洋世界を模したメリーゴーラウンドに乗ることのできるアトラクション
この2つがメインの遊園地?です。この日は10:00開園、象の最初の出発は11:00でした。午後には別の街に行くことにしていた私は、象かカルーセルかどちらか1つにしか乗ることができません。カルーセルは次回の楽しみにすることにして、象に乗りました。
写真左:巨大象のモデルになった模型?
写真中:11:00最初の象が出発。園内を1周します。
写真右:遠足で来ていた地元の子供たちに水をかける象